ミナミヌマエビのオスとメスの見分け方|卵の有無で判断

大変飼育が容易なミナミヌマエビに関して言えば、レッドビーシュリンプのように神経質な水質を維持する必要もなく、一年中屋外に設置している水槽の中で放置しているだけでも良い訳ですから、是非ともみなさんに飼育して欲しい生き物の一つです。

ミナミヌマエビの場合は飼育が簡単と言われているメダカよりも、更に容易に飼育ができますし、繁殖も容易ですから、最初の導入時に失敗をしない限りは、数ヶ月後には増えすぎて処理に困ってしまうくらいになります。

 

 

1000匹の稚エビの中から生き残るのはわずかに数匹。

 

ただし、ミナミヌマエビを単独飼育している場合、飼育が順調にいけば増えすぎて困ってしまうくらいになるのですが、メダカなどの魚が同じ水槽環境にいる場合はその限りではありません。

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その理由としては、ミナミヌマエビの稚魚が誕生しても、メダカがそれを片っ端から襲って食べる為、生き残るのは1000匹の稚エビが誕生したとしても、無事に成長するのはわずか数匹のみになります。

狭い水槽の中では弱い生き物は逃げ場がありませんからすぐに餌になってしまいますので、120cmクラスで水草を豊富に植えているような水槽でない限りは、ミナミヌマエビの稚エビはあらゆる生き物の餌になってしまいます。

例えば、60cm水槽でメダカとミナミヌマエビが同時に飼育されている環境の場合、そこで新しく生まれてきたミナミヌマエビの稚エビは北斗の拳に出てきた修羅の国に生まれてきたイメージですね。

北斗の拳情報では、修羅の国は男子の生存率が1%です・・・。

 

 

ミナミヌマエビのオスとメスを卵の有無で判断する方法。

 

ミナミヌマエビを繁殖させる場合、必ずオスとメスの個体が必要になる為、どちらか片方の個体のみをいくら大量に飼育していても、絶対に個体数が増える事はありません。

特にオスとメスの選別をしなくても、大抵はある程度のバランスに確率で保たれていますから、適当にミナミヌマエビを飼育していれば勝手に抱卵の舞が始まりいつの間にか卵をお腹に抱えている状態なっていきます。

例えば、ミナミヌマエビを10匹購入して、それが全てオスであるとか、メスであるとか、そのような状態なること自体が大変珍しい訳ですから、別にオスとメスを意識する必要性は通常ありません。

唯一、オスとメスを選別しないといけないケースは、特定の個体を繁殖させたいとか、何らかの理由でより少ない個体数で飼育をしたいような場合くらいでしょうか?

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その際に、簡単にオスとメスを見分ける方法といえば、卵を持っている、持っていないになりますから、それを見れば誰でも簡単にオスメスを見分けることが可能です。

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お腹に抱えている卵ではなくて体内にある卵で判別をします。

 

多分、卵があるかないかでオスとメスを判断するのであれば、最初から判断する必要すらないのでは?と思う方が多いと思いますし、実際お腹に卵を抱えているミナミヌマエビを見て、それがメスであると判断するのは容易にできます。

当たり前の話ですけど、既にお腹に卵を抱えているミナミヌマエビはメス以外にありえませんから、それを見てオスとメスを判別するくらいは誰でもできる訳ですし、それでは意味がありません。

メスを判断する方法としてお腹に抱えている卵を見て判断した時点で、既に交尾が終わっていて、水槽内のどれかのオスの子孫を生むことになりますし、それでは遅い場合もあります。

卵の有無でミナミヌマエビのオスとメスを判別する場合は、お腹に卵を抱える前の状態、すなわち卵がメスの体内に存在している段階で見分けておけば、そのメスと特定のオスを掛け合わせることも可能になりますし、この方法は大変容易です。

 

 

ミナミヌマエビの頭の後ろあたりを見ると白っぽい塊があるのがメス。

 

ミナミヌマエビが抱卵の舞という水槽の中を踊りまくる行動をとるようになると、その後は一斉に抱卵をしたメスが水槽の中で確認できる訳ですが、抱卵の舞を行う前や行っている最中によく見ると、頭の後ろあたりに白っぽい塊が確認できる個体がいます。

この白っぽいものが何かといえば、これがあとあとお腹に抱えることになる卵になる訳ですから、これがあるかないかでオスとメスと判別しておくと、その卵を持ったメスと掛け合わせたいオスとペアを組ませることも可能になります。

メスの個体はいつも産卵をしている訳ではありませんから、頭の後ろを見ると必ず白い塊が確認できる訳ではありませんが、定期的に注意深く水槽を確認していれば、必ずその状態になっているミナミヌマエビがいる訳ですから、その時点で選別しておくと便利です。

基本的にメスの中にオスがいると困る場合が多い訳ですから、まずは卵が体内に作られているメスを判別したのち、その中に特定のオスを追加しておけば、そのオスの子孫だけが誕生することになります。



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