メダカの稚魚を育てていると、数ヶ月後には順調に行けば繁殖できる大きさにまで成長するわけなのですが、その際に体が曲がっているメダカや背中が盛り上がっている背中を見ることになり、何だかピラルクーの様なメダカだな?と感じる人も多いはずです。
ピラルクーというのは世界最大級の淡水魚のことであり、成長をすると背中が曲がっているようなナイフのような形状になり、大きさは2メートル前後まで成長していきますので、一度成長をしたピラルクーの姿を見れば、なんとなくイメージが想像出来ます。
単に背中が曲がっているメダカと言われてもピンとこない人が多いかと思いますが、ピラルクーの成長した姿によく似たメダカだと思えばわかりやすいですし、メダカがピラルクーのような形状をしていると明らかに他の個体とは違いますので気になります。
メダカの背中がピラルクーの様に曲がっている症状は改善可能?
それで、メダカの背中がピラルクーのように曲がってしまっている症状を改善すr方法があるのかと言えば、改善する方法はありませんので、死ぬまでその状態が変化することはありませんので、生まれつきそのような状態で生まれてきたと思って下さい。
メダカは大量に稚魚が生まれてきますが、その中から奇形と呼ばれている一般のメダカの形状とは異なるメダカが生まれてくることが多くて、特に暑い夏場に孵化したメダカの稚魚には奇形の割合が特に多くなるのでピラルクーのようなメダカが生まれます。
背中が曲がっていて成長するにつれて、ピラルクーのような形状に成長していくメダカがいれば、その状態のまま普通に飼育していれば全く問題ありませんし、ダルマメダカとして売られているメダカは、奇形の胴体の短いメダカを固定化したメダカです。
興味があればピラルクーのような背中のメダカを固定化しましょう。
ダルマメダカも本来は、ちょっとだけ胴体が短いメダカを何度も交配させることにより、どんどん胴体が短くなったメダカの子孫を固定化したものですから、ピラルクーのような背中をしたメダカもやろうと思えばその形状を固定化することが可能です。
ただし、何世代も繰り返し似たような形状のメダカを繁殖させないといけませんので、時間がかかることと、それをすることに何かメリットがあるのか?と言えば、商業的にそれ程の価値があるわけでもないので、殆ど趣味の領域の話になりますが・・・。
ピラルクーのように緑色ベースの個体で、赤い斑点が身体についているメダカでその形状が背中が曲がって胴体が長いメダカであれば、ピラルクーっぽいメダカとして商品化は可能だとは思いますけど、形状はともかく色をピラルクーに合わすのは大変です。
夏場に誕生する大量のメダカの稚魚を育てると3ヶ月後に分かります。
頭が2つあるメダカや、体が極端に曲がっているメダカ、楔形文字のような形状をしたメダカなどでしたら、稚魚の段階で見ればその違いがすぐに分かるんですが、プラルクーの様に背中が曲がっているメダカは稚魚の段階で判別するのが難しいのです。
稚魚を育てていき、3ヶ月後くらいになると普通に産卵できる大きさになっていますので、その時に稚魚の背中が大きく曲がっていく状態が確認できますから、興味がある人は背中が大きく曲がっているピラルクーのようなメダカを選別していきましょう。
メダカの色や形状は、大量に誕生してくる稚魚を選別していけば無制限にバリエーションが広がっていきますので変わったメダカが欲しい人は、何処かの専門店がそれをする前に、自分でオリジナルの形状や色のメダカを誕生させてみては如何でしょうか?