メダカの長期飼育をしていると定期的に発生することが多い症状が、メダカのエラがめくれてしまう症状であり、エラが大きく反り返ってしまったメダカは普通に泳げないくらいの状態になっていて、そのうち水槽の底でひっくり返って死んでしまいます。
魚のエラが捲れてしまう症状はアロワナが大変有名であり、アロワナのエラが捲れてしまったら手術で対応をすることが出来る場合もあるのですが、大抵は水槽の水質が極端に悪化してしまっているのが原因なのでろ過フィルターを強化して水換えを行います。
ただし、メダカの場合はエラが捲れてしまう個体を見つけたからといって、必ずしも水質が悪化している訳ではなくて、水質も問題なくろ過フィルターも問題なく稼働している場合も多く、その場合は水槽の水換えを行っても状況は改善することはありません。
メダカのエラが捲れていて泳ぎ方がおかしい場合は病気なの?
メダカのエラが捲れている場合、病気でそうなっている場合と寿命でそうなっている場合の2つのケースがあり、メダカの場合は個体によっては2年ほどで寿命を迎える個体も多いですし、遺伝的に3cm以上に成長しない個体もいますので分かりにくいのです。
人間でも寿命に達すると、それまで健康だった人でも色々な病気にかかってしまい死んでしまう人がいるように、メダカも同様に寿命に達してくると体の抵抗力が落ちてきたり内臓が弱ったりしてきますので、3cm位のメダカであれば寿命の可能性があります。
ただ、一斉に多くのメダカの個体のエラが捲れてフラフラ泳ぎながら死んでいく場合、病気の可能性もありますが、同じ時期に生まれたメダカであれば、同じような時期に寿命を迎えて死んでいきますので、他の個体も観察してから病気かどうかを判断します。
異なる飼育水槽で同時期に成長したメダカが死に始めるのは寿命?
メダカのサイズが小さくて2cm位のメダカのエラが捲れて死んでいく場合は、水槽内のろ過フィルターが悪化してして濾過能力の限界越えた個体数を飼育しているか、単純にろ過フィルターが正しく機能していない場合もありますので急いで確認を行います。
ただ、3cm以上に成長しているメダカのエラが捲れて泳ぎ方がおかしくなったり、水槽の底でじっとしている個体がいる場合は、単純に老衰しきって寿命を迎えつつあるメダカである場合もありますから、病気かどうかの判断は水槽が複数あると便利です。
水槽が複数あり、完全に隔離されていてろ過フィルターも正しく機能している水槽で、同時期にメダカのエラが捲れたり、泳ぎ方がおかしくなっていたり、ウロコが松ぼっくりのような状態になっている場合は、寿命の可能性が高いので最後まで全うさせます。
メダカも寿命を迎えると病気になったり泳げなくなって死にます。
健康なメダカたちには全く問題ない環境であっても、寿命が迫ってくるメダカたちは抵抗力が落ちている事も少なくありませんので、そうなってくるとあらゆる病気になってしまったり、病気にならない個体でも最後は泳げなくなりじっとするようになります。
ですから、メダカのエラが病気で捲れているのか、寿命を迎えてきていて抵抗力がほとんどなくなり、普通のメダカでは問題ない環境であってもエラが捲れてしまっているのかの判断は難しいのですが、分かりにくい場合は水換えと濾過槽の掃除を行います。
ろ過フィルターの掃除やメンテナンス、水換えも定期的に行っているのに、それでもメダカのエラが捲れてしまって死んでしまう原因が分からない場合、実際には病気でなく寿命の可能性がありその場合は、水槽の管理では改善できませんので確認しましょう。