グリーンウォーターのメリットとデメリットは?

屋外に水槽を設置している場合、グリーンウォーターと呼ばれる、飼育水が青汁のよう緑色になることがあり、初めてそれを見た人は水が腐ってしまったのか?と、大慌てをする人も多いのですが、実はグリーンウォーターは魚やエビにとっては良い環境です。

何故?屋外の水槽は飼育水が緑色になるのか?といえば、強烈な太陽光により水がろ過フィルターを循環することが殆ど無い、屋外の飼育水には植物性のプランクトンが大発生することがあり、あの緑色の飼育水の正体は実は植物性のプランクトンになります。

一見して、緑色の飼育水は魚やエビにとってかなりの有害なイメージがあるかもしれませんが、その逆で、特にメダカの稚魚等にとっては、餌が豊富に水槽に発生している状態になりますので、放置飼育でも生存率が高くなり、グリーンウォーターは有用です。

 

 

グリーンウォーターのメリットとデメリットは?

 

屋外の水槽でもろ過フィルターを取り付けて、飼育水を循環させて水流が発生している水槽ではグリーンウォーターは発生しにくいのですが、飼育水を全くろ過させていない、ダイソーのバケツを水槽に使っている環境ではかなりの確率でそれが発生します。

ただし、グリーンウォーターはメダカの稚魚に最適な環境ですが、親メダカやタニシ、ドジョウや金魚などでも安定して飼育することが出来る環境なので、特に繁殖目的の水槽では意図的にグリーンウォーターを発生させる人も多く、メリットばかりですね。

室内の水槽ではグリーンウォーターが発生することは殆どありませんので、どうしても発生させたい場合は、プラケースを水槽に浮かべて、水面ギリギリで照明の光を照射箚せ続ければ、薄めのグリーンウォーターが発生して稚魚を育てやすくなります。

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グリーンウォーターのデメリットは鑑賞に適さない事。

 

屋外で特に放置的に魚やエビの飼育をする場合、グリーンウォーターは最適な環境の一つですし、植物プランクトンが発生するとそれを食べる動物性のミジンコなどのプランクトンも大量発生することになり、メダカの稚魚の生存率が高くなるのがメリット。

しかし、グリーンウォーターは最大のデメリットも同時に発生しますので、必ずグリーンウォーターの環境が良いということもなく、その理由はグリーンウォーターが発生すると、水槽の透明度が極端に悪くなり、観賞用に適さない状態になってしまうのです。

例えば水槽の飼育水がグリーンウォーターになってしまうと、相当目立ちやすいラメ入りの白メダカさえ、水面ギリギリを泳いでいる時くらいしか、その姿を確認できず、少しでも潜ってしまった場合、水槽内の魚やエビが全く分からなくなってしまいます。

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グリーンウォーターで放置飼育していたらメダカが全滅寸前?

 

グリーンウォーターはメダカの稚魚の飼育に最適なのですが、以前、屋外のグリーンウォーターの水槽でメダカの稚魚を飼育していたら、全滅寸前に?、グリーンウォーターのプランクトンのせいでメダカの稚魚が酸欠で死んでしまったの相談を受けました。

実際に、100匹以上のメダカの稚魚をグリーンウォーターの水槽で育てていたらしいのですが、ある日、グリーンウォーターを抜いて確認をしたら数匹のメダカしか残っておらず、グリーンウォーターの植物性プランクトンが悪影響をしたという話ですが・・。

これ、実はですね、よくある話なんですけど、グリーンウォーターで大量のメダカの稚魚を育てていると、異常に成長速度が早い個体が出てくることが多く、その他よりも大きく成長をしたメダカの稚魚が、他の稚魚を片っ端から食べてしまうのが原因です。

グリーンウォーターは水槽の視界度がとても悪く、水槽内で何が起こっているか分からないのですけど、他の稚魚よりも早く成長をした個体から見れば、他の稚魚は餌としか認識できませんし、驚くほどの勢いで他の稚魚を食べてしまうので、要注意ですね。

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