既に、気温は25度前後になってきており、一部では既に夏日などとニュースで報道されてきたりしていますが、この状態になると、毎年恒例のメダカの産卵シーズンに突入してきますので、屋外のメダカたちも毎日のように大量の卵を生むようになります。
水温管理していない屋外の水槽のメダカたちは冬の間は産卵をしないのですが、室内の水槽の場合、水温を25度前後に設定していれば一年中産卵活動をすることから、水槽内で卵を見つけ次第隔離しているような人は既に春になると水槽が足りなくなります。
一年中、産卵をするメダカの卵を隔離して孵化させていれば、当然ながらその孵化した稚魚はどんどん成長をしていきますので、最終的に水槽が足りなくなって、更には屋外のメダカたちも産卵をし始めると、もう水槽が追加できないことに気がつく感じです。
増えすぎたメダカの対策の一つが屋外放置飼育。
メダカの飼育を始めた頃は、何度も一週間以内に死なせてしまったり、全滅したりしてしまう人でも、コツを掴むと直ぐに繁殖させれるようになりますし、安定した飼育と繁殖ができるようになるのですが、そうなると今度はメダカが増えすぎて困ります。
メダカが増えすぎて困る?、これについて、経験のない人は???ってよくわからない状態になるんですけど、愛着を持って育てているメダカの場合、卵を見つけると親メダカから隔離して孵化をさせる人が多く、孵化した稚魚を丁寧に育てていく訳です。
そうなると、最初は針子と呼ばれる小さな稚魚ですから、サテライトとか小型水槽での飼育も出来るのですが、それが成長をすると4㎝前後の大きさになりますし、3ヶ月もあれば産卵する大きさに成長をするので、あっというまに水槽が足りなくなります。
メダカが増えすぎて困っている人の特徴とは?
毎年のように、この時期になるとメダカが増えて困っている人の特徴と言えば、几帳面で真面目な人が殆どで、毎日のように水槽を確認していて、メダカの卵を見つけるとスポイトで採取してサテライトなどに隔離して、孵化をさせて稚魚を育てる位の性格。
その結果、稚魚は短期間で大きく成長をしますから、増えすぎて困る状態になるのですが、単純に卵の隔離をしなければ、室内の水槽なら100%に近い確率で、孵化した瞬間親メダカに襲われて食べられてしまい、うまく逃げても確実に親メダカに襲われます。
簡単に言えば、管理者が卵を水槽から隔離しなければ、メダカが増えすぎて困るって事はありませんので、それをやめれば毎年のように、暖かくなるとメダカが増えすぎて困るって状態になることはないのですが、なかなかこれができない人が多いんですね。
屋外の大きめのビオトープで放置飼育が理想的。
室内での水槽の場合、メダカは管理者が意図的に卵を隔離しないと、増えすぎて困るという以前に、仮に稚魚が孵化をしても直ぐに親メダカに食べられてしまって、ほぼ全ての稚魚が全滅していきますので、あえて放置して稚魚を増やさないって選択肢です。
ただ、それでは本当にメダカが増えずにそのうち全滅していしまいますので、最低限増やして自然な環境を保ちたい場合、屋外での大きめのビオトープを立ち上げて、その中でメダカを飼育するのが効果的で、隠れ家が増えるので稚魚も簡単に全滅はしません。
また、屋外の水槽の場合、稚魚の餌になるプランクトン等が太陽の光で大量発生しますので、室内で稚魚を育てるときのように何度も餌を与える必要もありませんから、ある程度割り切って、屋外にてビオトープの環境でメダカを放置飼育するのもありです。
メダカの寿命は2年から4年位は持ちますから、それで毎日のように産卵する卵を隔離させて育てていれば、増えすぎて困る状態になるのは当然ですし、自然化では殆どの卵や稚魚が天敵に襲われてしまうのを前提にした産卵活動なので、増えるのは当然です。