今回は、ブラインシュリンプを沸かす為の前回の続きになりますので、まだ見ていない人は前回のブログの内容をご確認ください。
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水作の水心3Sなどのエアーポンプ、エアチューブ、500ミリリットルのペットボトル、ブラインシュリンプの卵などを揃えると、あとは実際に海水を入れて卵を沸かす為の容器が必要になります。
コップなどではダメですし、2リットルなどの大きめのペットボトルでは大きすぎますから、よほど大量のブラインシュリンプを沸かす必要がないのであれば、500ミリリットルのペットボトルで十分です。
当然、すでに用意してあるであろう500mlのペットボトルの容器がブラインシュリンプを沸かす為の容器になるのですが、そのままでは利用する事は出来ませんから、ここで簡単な加工をする必要があります。
その際の加工に必要なのが、ペットボトルのキャップ部分に穴を開けるキリ状のドライバーになるのですが、大抵はドライバーセットを購入すると必ず一本は付いています。
お持ちでない方は、今後のことも考えてドライバーセットを購入しておくと良いでしょう。
別にプラスチック製のキャップに穴を開けるだけですから、それほど高性能な製品は必要としておらず、ホームセンターに行けばどこでも売っているもので構いません。
(6)キリ状のドライバーを用意する
ペットボトルのキャップ部分にキリ状の形状をしたドライバーで穴を開けてエアーチューブを通すことになるのですが、ここで注意する点は、怪我をしないことです。
キリ状のドライバーというのは、大変鋭利な形状をしている為、その使い方を誤ってしまうと大怪我をしてしまうこともありますし、傷が一生残るような怪我になってしまうこともあります。
ですから、キリ状のドライバーでペットボトルの蓋に穴を開ける際には、細心の注意をして絶対に怪我をしないようにしてください。
最初にフローリングなどの上で作業される方が多いと思いますので、間違えてフローリングに穴を開けてしまわないように、ダンボールを3枚、4枚くらいしいておくと良いでしょう。
その上に、ペットボトルのキャップを置き、ガムテープなどでペットボトルのキャップをダンボールに固定します。
これをしておかないと、勢い余ってキャップが飛んで行ってしまって、キリ状のドライバーの先端が手に突き刺さってしまうこともありますので、安全対策には念をおしておきます。
そして、ダンボールにガムテームなどで固定したペットボトルのキャップに、上から中央部分を狙って、左右にキリ状のドライバーを動かしながら、ゆっくりと穴を開けていきます。
思っきり力を入れたり体重をかけたりせず、ゆっくりと気長に穴を開けるようにしていくと、しばらくするとキャップに穴が開きますので、一旦、キャップからキリ状のドライバーを抜き、ガムテープを外して、そのままペットボトルに装着させます。
あとは、すでにある程度の穴が空いている、ペットボトルに装着したキャップに対して、上からさらに太めの穴が開くようにゴリゴリねじっていけば、穴あけは完成します。
ここの穴にエアチューブを通すことになりますので、なるべくやわらかいスドーのエアチューブなどが最適になる訳です。
エアチューブがペットボトルのキャップに開けた穴をとおったら、その先端にエアストーンを取り付ければ作業完了です。
エアストーンについては、目の細かい気泡が出るものでしたら、なんでも構いません。
(7)海水を用意する
ブラインシュリンプを沸かす為の容器が完成したら、あとは海水を用意すれば良いのですが、海水については実際の海の水を用意する必要はなくて、普通にペットショップで扱われている海水の素(ソルト)を購入すれば大丈夫です。
スーパーで売られている食用の味塩などを代用してはいけません。
ソルトについては、メーカーや製品によって、濃度なども変わってくるかとは思いますが、ブラインシュリンプ塩分濃度はブラインシュリンプの卵の孵化率にも関わってきますから、何度もトライアンドエラーを繰り返しながら、適切な量を決めていくことになります。
最初はよくわからなければ、海水の素に書かれている分量をみながら、水道水に入れて海水を作っていくと良いでしょう。
それで、24時間後に卵がそこに沢山沈んでいる状態であり、ブラインシュリンプがあまり湧いていなければ、塩分濃度が薄すぎる、濃すぎるといった状態である可能性もありますから、調整していくことになります。
ブラインシュリンプの卵の個体差、水道水の違い、気温の違いなどでも、微妙に孵化率が変わってくることになりますから、何度も沸かすことによって感覚的に最適な状態がわかってきます。
(8)冷蔵庫を用意する
今の時代に、冷蔵庫を持っていない人を探す方が難しいかとは思いますが、開封したブラインシュリンプの卵のパッケージは、再度密封して箱にしまい、そのまま冷蔵庫に保管しないといけません。
家族などがいる場合は、魚のエサなどが冷蔵庫に入っていると嫌がる人も多いかと思いますので、専用のタッパなどの容器を使って、専用のスペースを確保して保管しておくと良いでしょう。
次回に続きます。