60㎝以下の水槽に取り付けるろ過フィルターについて、何が一番お勧めですか?と聞かれたら、真っ先にエーハイム2213の回答をすることになるのですが、何も知らない人が聞くとエーハイム2213は高すぎてこんなものをお勧めしないで下さいとの回答?
まあ、実際に値段が高すぎて驚く人も多いのがエーハイム2213ですし90㎝以上の大きな水槽の場合、大型魚と水草メインの水槽で完全にろ過フィルターが別れますので、エーハイムプロフェッショナルが良いですとは言えませんが、60㎝以下なら2213です。
その理由はとても簡単で、60㎝水槽の場合はエビやメダカ等の小さな生き物を飼育することが殆どなので、その際には2213を取り付けると水質が安定して水草が元気に育ち、更にはエビやメダカなどの繁殖も他のろ過フィルターよりも圧倒的だからです。
メダカもエビも大好き?エーハイム2213の秘密。
ベテランの飼育者の水槽を見れば、大抵は60㎝以下の水槽にはエーハイム2213が取り付けられていますし、水草メインでランプアイやネオンテトラを飼育している水槽なら殆どの場合でエーハイム2213が使われていますが、これにも明確な理由があります。
エーハイム2213の場合、ナチュラルフローパイプの取り付けが前提になるんですけど、水流が丁度よい強さに自動的に設定されますので、水流に弱いネオンテトラやメダカなどの小さな魚がストレスで死んでしまうことはなく、逆に水流を喜ぶ状態です。
知らない人も多いんですけど、メダカ、ネオンテトラ、ランプアイなどの小魚が死んでしまう最大の原因というのは、水槽セットによくついている上部ろ過フィルターの水流であり、あまりに水流が強すぎるので、体力を消耗して小魚は次々と死んでいきます。
2213も標準セットのシャワーパイプでは駄目?
エーハイム2213の場合、標準セットではシャワーパイプが付属されていて、それからろ過した水を水槽に循環させるんですが、これは勢いが強すぎるのや、水滴が飛び散りまくる事、騒音がうるさいので、まず慣れている人ならナチュラルフローパイプです。
なので、2213を購入するならナチュラルフローパイプも必須になる訳ですから、最初からこれらをセットにすればよいのに別々でかなりの高額な価格で販売しているエーハイムに理解ができないのですが、最近ではこれらがセットになった商品も出てますね。
エーハイム2213の最大の特徴は水流が心地よく、小魚やエビにストレスを与えないこと、更にはもともとろ過能力はそれなりに高いこともあるんですが、複数の2213やサブフィルターを追加できることから、ろ過能力が桁違いに高くなるのも人気の理由。
水槽クーラー取付時には必須になる2213。
かつてはものすごく高額だったため、普通の人は購入すら躊躇っていた水槽クーラーですが、最近では価格が下がってきており、60㎝用のゼンスイZC-100αでも30000円前後で購入できる時代になっているので、夏前になると在庫切れになるくらい売れてます。
このゼンスイの水槽クーラーを取り付ける場合、2213は必須になりますので、水槽クーラーを可動させている水槽であれば、必ずエーハイムの外部式フィルターが設置されているはずですが、大型魚の水槽の場合は水中ポンプとオーバーフローになりますね。
更に水槽のスペースを有効に使えるので、価格がお手頃でろ過能力が高い上部ろ過フィルターと比較すると、大型の照明を水槽上部に取り付けれること、二酸化炭素を逃さないことから、水草を育てるのであれば、2213は必須になっていてベストセラーです。
ただし、価格が高いので、そこまでシビアな管理をしない人、水槽クーラーが必要になるレッドビーシュリンプのようなエビの飼育をしない人でしたら、2213は金額的に合わないですから、屋外に水槽を設置してビオトープ等で放置飼育のほうが良いです。