メダカの稚魚が死んでしまう理由はスポイト?

メダカの稚魚がすぐに死んでしまう・・・、この相談を受けることが多いんですが、死んでしまう理由には色々ありますけど、特に室内の水槽で繁殖をさせている人の場合、スポイトで稚魚を捕獲して、他の水槽やサテライト等に移動させる方法がベターです。

スポイトと言えば、理科や科学の授業でフラスコなどと一緒に使う、白い科学服を着用している人たちの実験機材ってイメージがあるかもしれませんが、フラスコはともかくスポイトはアクアリウムの業界では必須とも言える位の重要な飼育器具になります。

アクアリウムではスポイトの利用方法は様々なのですが、大型のスポイトの場合、勢いよく飼育水を吸い上げることが出来ますので、水槽の中から卵やネットで捕獲するのが難しい小さな稚魚等を安全かつ素早く捕獲できますから、大変重宝というか必須です。

 

 

メダカの稚魚が死んでしまう理由はスポイト?

 

スポイトに関しては、特別な使い方があるわけではなく、ガソリンや電気などの電力も必要ありませんので、特に説明書や訓練をすることなく誰でも直感的に使うことが出来るのですが、科学実験とは異なり、アクアリウムで使う場合は注意が必要になります。

注意というのも、とても簡単で、全てをゆっくりとした動作で行うこと、よくある車の運転とよく似ていて、急がつく操作をしてはいけないという話になりますので、何ら難しい話ではないのですが、これが出来ていないとメダカの稚魚が死んでしまいます。

メダカの稚魚をスポイトで捕獲する際にはゆっくりと飼育水ごと吸い込み、それから移動先の水槽でゆっくりとスポイト内の飼育水を注ぎ込む動作をするだけで良いので、これだけをきっちりと守っておけば、メダカの稚魚が死んでしまう要因を防げる訳です。

 

 

何故?ゆっくり扱わないとメダカの稚魚が死ぬの?

 

スポイトを扱う際に科学実験を行う間隔で、メダカの稚魚を飼育水ごと吸い込んで、他の場所に思いっきり強い力で押し出してしまうと、とても小さなメダカの稚魚にとっては、相当負担のかかる状況になってしまい、その後に弱ってしまい落ちてしまいます。

メダカの稚魚は針子と呼ばれるくらい小さく、大変繊細な弱い生き物ですけど、普通に安定した環境で飼育すれば簡単に死んでしまうことはありませんが、スポイトで急激に吸い込み、そのまま力技で押し出してしまうと、その時のショックは凄まじいのです。

とても簡単で基本的な話ですが、初心者の人はこれが分かっていない人も多く、人間の感覚で大したことではありませんが、メダカの稚魚の感覚で考えてみれば分かりますけど、あまりに急激な扱いをしてしまうと、その後にメダカの稚魚が弱って死にます。

 

 

何故?メダカの稚魚は数日後に死んでしまうの?

 

ここである疑問が出てくる訳ですが、何故?スポイトで急に吸い込んで、急激に水槽内に放出すると、メダカの稚魚はすぐ死ぬのではなく、しばらくして数日後に死んでしまうのか?、ここで素朴な疑問が出てくる訳なんですが、ショック死はこんな感じです。

スポイトを使用していてメダカの稚魚が即死してしまうケースというのが、大抵はスポイトの先端に頭が引っかかってしまい、それで即死してしまうパターンであり普通にスルッとスポイトに吸い込める大きさの稚魚の場合、急に吸い込んでも即死はしません。

水合わせに失敗した場合もそうですが、即死ではなく、数日後、数週間後に死んでしまいますので、メダカの場合は稚魚でもそれなりに強い魚なのですが、あまりに体に負担がかかるような環境になってしまった場合、その時点で死の宣告を受けてしまいます。

スポイトはアクアリウムを始めると、何かと必要になる場面が出てきますので、メダカや卵の捕獲に使うことがなくても、水槽内やサテライト内のゴミや余った餌の駆除、プラナリアの駆除等が簡単に行なえますので、持っておくとかなり便利なのでお勧め。