今年もピンポンパールメダカの固定化に挑戦中

ピンポンパールというピンポン玉みたいな体をした金魚がいるんですが、動きがコミカルで可愛く、あまり大きく巨大化しないので人気があるんですが、それによく似た体型のメダカが数年前に生まれたので、毎年固定化に挑戦しているんですが、難しいです。

上から見れば、ピンポン玉みたいにお腹が膨らんだオタマジャクシが、しっぽをフリフリして必死になってお世でいる姿がとても可愛く金魚のピンポンパールに近い形状をしたメダカなので、何とか固定化して繁殖をさせたいのですが、いつも失敗しています。

ただ、完全な固定化は失敗しているんですが、その子孫は毎年定期的に生まれてくるので、少しずつですが、ピンポンパール系の遺伝子が濃くなっている?ような気がしているんですが、新しいデザインのメダカを固定化するってのは本当に難しいのです。

 

 

今年もピンポンパールメダカの固定化に挑戦中。

 

毎年必ず生まれてくる、ピンポンパールのような体型をしたメダカなんですけど、これまで全てが白メダカになっていて、他の色のメダカではこのピンポンパールみたいな体型のメダカは生まれてきませんので、白メダカでないとこのメダカは生まれてこない?

特徴として、卵や稚魚のときには普通のメダカと変わらないのですが、卵から孵化してある程度成長をしてくると、次第にお腹が膨れてくる状態になり、病気でお腹がパンパンになっているのではなく、そういった体型の遺伝子を持っているのがポイントです。

なんとか、このかわいいメダカを固定化して、確実にピンポンパールメダカが生まれてくる個体を作りたいんですけど、毎年、完全な固定化には失敗していて、通常のメダカとピンポンパールメダカが同時に生まれてきているので、まだまだ先は長そうです。

 

 

どうすればピンポンパールみたいなメダカが生まれてくる?

 

通常のメダカとは異なる体型をしたメダカについては、どうしたら自分が望んでいる形状のメダカを生むことが出来るのか?、これについては遺伝子操作でもしない限り偶然の産物として生まれてくるのを待つしかなく、気に入った個体がいれば固定化します。

ただ、高水温で卵を孵化させると、通常とは異なる体型をしたメダカの稚魚が生まれてくる確率が高くなりますので、意図的に夏場であれば屋外の太陽の直射日光が照射される場所に水槽を設置して、生きるか死ぬかのギリギリの状態で飼育をしたりします。

室内であれば簡単で、夏場なら何もしなくても水温がどんどん上昇していきますので、室温が35度以上の室内で孵化させていけば、勝手に変わった体系の稚魚が生まれてくることがありますが、いずれにせよ大量の稚魚を孵化させて飼育する必要があります。

 

 

環境が良い水槽を用意して少数精鋭で飼育をして固定。

 

お腹がピンポン玉みたいに丸く膨らんだメダカが生まれてくると、それを別の水槽に移動させて、少数精鋭で、お腹が丸く膨らんだメダカだけを飼育して、その形状をした子孫が生まれやすくする・・、後はこれを固定化までひたすら繰り返すことになります。

ただ、形状が通常とは異なるメダカの場合、産卵をしないとか、無精卵ばかりが水草に産み付けられる等の状態になることも多く、その場合は、数匹ほど、通常のメダカを水槽に入れて産卵を促し、確率は大きく下がりますが、ゆっくりと固定化を目指します。

現在、ダルマメダカとしてホームセンター等で流通している胴体が異常に短いメダカがいますが、これも胴体が短いメダカを長期間に渡って選別し、繁殖させることで、胴体が短いメダカを固定化して、ダルマメダカの商品名で一般向けに販売をしています。

この方法で、特定の体系のメダカを固定化していくんですが、どうしても遺伝子的に弱い個体になってしまうことが多いので、元々奇形のメダカなので内臓系が弱い、泳ぐのが下手、餌取りが下手等、通常のメダカよりも飼育難易度は大きく高くなります。