メダカの飼育をしていると、基本的な飼育方法さえ理解しておけば、最終的には必ずメダカが毎年増えすぎて困ってしまう状態になる訳ですが、その中でも綺麗な色をしたメダカ、例えばラメ入りのメダカを事前に判別したいと思うのは当然の流れになります。
まあ、ラメ色の光沢系のメダカの稚魚が欲しければ、その素質を持っている親メダカを購入して繁殖させるのがデフォルトですので、あえてそこから選別をする必要もないのでしょうけど、それと他のメダカの掛け合わせを行う場合はやはり気になるものです。
突然変異のメダカが誕生する確率はとても低いのです。
毎年毎年、同じ色のメダカばかり飼育していると、段階的に飽きてくる感も否定できませんし、もう少し個性的なメダカを育てたい場合、稚魚の段階からそれを選別しておき、最も良い環境でなるべく生存率を高めて育てたいのも当然と言えます。
現在、市場でよく流通している青系のラメいり光沢メダカと白メダカやヒメダカを掛け合わせて、新しい色や特徴を持ったメダカの子孫を育てたいと思うのも当然ですし、それらの個体が大量に卵産み稚魚が孵化してくると、やはり選別をしたくなります。
とにかく、掛け合わせで偶然珍しい色や模様をしたメダカが誕生する確率はとても低い確率ですから、毎回大量に親メダカが産卵する卵を隔離して、それらを孵化させながら、稚魚の段階から良い個体を選別するにはどうすれば良いのか?
サテライトと懐中電灯を使うと稚魚の判別が容易になります。
水槽を泳いでいるメダカの稚魚を判別しろと言っても、相当小さいですから、なかなか違いが分からないこともあり、どうしたものかと首をかしげそうになってしまったりするものですが、稚魚を選別する際にはサテライトを使うととてもスムーズです。
サテライトの場合、全方向が透明ですから、好きな方向からメダカの稚魚を確認できることや、大変デリケートな小さい稚魚なので、少しでも振動などを与えると簡単に死んでしまうこともあり、動かない全方向が透明の容器は大変重宝するのです。
懐中電灯はダイソーの100円のLEDライトで構いません。
プラケースにメダカの稚魚を入れて手にとって太陽の光りに掲げで選別する方もありますが、サテライトを使えば、固定されたプラケースに稚魚を入れておき、懐中電灯で好きな方向から光を当ててじっくりと確認ができますから初心者でも安心です。
ただ、メダカの稚魚を判別すると言っても、模様まではまだわかりませんので、白メダカの色を受け継いでいる、ヒメダカの色を受け継いでいる、青メダカの色を受け継いでいると言ったレベルでの選別になるのですが、逆に言えば稚魚の時点でもそこまでの判別は可能なので、飼育者の判断で重要度を分けても良い感じでしょうか?