メダカの赤ちゃんを本水槽からサテライトLに移動させる理由

メダカの飼育と繁殖をする場合、本水槽で親メダカが産卵した卵をサテライト等隔離してから孵化させて稚魚の飼育を行うわけですが、メダカの稚魚を何故小さな水槽で飼育するか疑問に思う人もいらっしゃるようなので、そちらについてご説明をいたします。

最初に、メダカの稚魚を大きな水槽で飼育しない理由は稚魚の生存率を高めるためであり、メダカの稚魚を60㎝規格水槽で飼育するよりもサテライトLで飼育したほうが都合が良いので、殆どの場合で大きな水槽ではなくて小さな水槽で飼育していきます。

メダカの稚魚は大変小さく泳ぐのが下手ですから、60㎝水槽用のろ過フィルターでは水流が強すぎることと60㎝規格水槽でも高さが36㎝ありますから、メダカの稚魚からすれば大きくて深さがある水槽で育てた場合、餌を食べれない個体が沢山出てきます。

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メダカの赤ちゃんを本水槽からサテライトLに移動させる理由。

 

メダカを飼育する環境としてはなるべく広くて深さが浅い田んぼのような環境の水槽であることが望ましいのですが、室内環境ではそのような水槽を設置するスペースなどはないのでどうしても高さを高くして水量を稼がないと水槽が安定してくれません。

その為、60㎝規格水槽や30㎝キューブ水槽等が人気で売れていることも分かる通り、このくらいの大きさの水槽が多く普及している訳なんですけど、メダカに適した浅くて広い環境とは異なるとは言え、この水槽で飼育しないといけない都合があります。

高さがあり水量稼いでいる水槽でメダカの稚魚を飼育した場合は、餌を上手く食べれない個体が出てくることやまんべんなく多くの稚魚が食べれるように大量の餌を与えていると水槽の水がどんどん汚れていきますので、濾過能力が高いフィルターが必要です。

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サテライトLなら水流も弱く水深も浅いので稚魚が餌を食べやすい。

 

60㎝水槽に取り付けているサテライトLの中でメダカの稚魚を育てた場合は、広さはそれ程広いわけではありませんが、稚魚用としては十分であり水槽の深さも浅く水流も極限まで弱く出来て本水槽のろ過フィルターで水質も綺麗に維持することが出来ます。

これがどういった状態かと言えば、水深が浅い水槽はメダカの稚魚の飼育には大変適した環境ですから、本水槽の60㎝規格水槽で稚魚を育てるよりも生存率も高くなりますし、管理者側も管理が楽なので、結果的に稚魚の生存率が高くなる傾向にあります。

メダカの稚魚が死んでしまう最大の原因は、餌が食べれないことによる餓死と水槽のろ過フィルターの水流が強すぎる事による疲労死になる訳ですから、その両方を解決する為にサテライトLを使うことは理にかなっていますし、実際に生存率も高くなります。

 

 

メダカの稚魚を大量に飼育する場合は屋外の水槽で飼育します。

 

メダカの稚魚も100匹位ならサテライトLを使って飼育することが出来るんですが、それでもできれば50匹以下にしておいたほうが超過密飼育から開放されますので、100匹単位で稚魚を飼育するのであれば、可能であれば屋外で飼育をしたほうが安定します。

流石に室内ではサテライトLを何本も追加するのは難しいので、飼育させるメダカの稚魚の数が100匹単位になった場合は、ダイソーで100円のバケツを購入してきてその中に稚魚を放り込んでホテイアオイを浮かべておけば、グリーンウォーターになります。

後は、メダカの餌を粉末状にして多めに放り込んでおけば、簡単に飼育させることが出来ますので、メダカの稚魚の個体数が増えた場合は室内だけでは厳しくなりますのでサテライトLの限界を超えた場合は、屋外のバケツなどを使って飼育を行います。



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