白メダカと青メダカは同じ水槽で飼育しても大丈夫?|質問回答

日本原産のとても小さな淡水魚であるメダカは元々は黒っぽい色の魚だったのですが、大量に繁殖をしていく段階で色違いのメダカが誕生することになり、その色が変わったメダカを固定することによりヒメダカや白メダカ等のメダカがメジャーになります。

メダカは小学校の教科書ですらヒメダカが採用されたり、あらゆる場所でメダカと言えばヒメダカが取り上げられる事も多いので、すっかり忘れされてしまっている黒メダカなんですけど、本来のメダカは黒っぽいメダカであることを憶えておくと便利です。

ここ最近では、かつては希少だった白メダカや青メダカもホームセンターに行けば大抵の店舗で売られていることもあり、黒メダカよりも入手が容易になってきているんですが、白メダカと青メダカを同じ水槽で飼育できるのですか?の質問の回答を致します。

 

 

白メダカと青メダカは同じ水槽で飼育しても大丈夫?|質問回答。

 

結論から言えば、白メダカと青メダカを同じ水槽で飼育しても全く問題ありませんし、両方共同じメダカで色違いなだけですから、飼育環境を変更する必要もありませんから、水温管理も与える餌も全く同じで良いので特別な飼育方法も必要ありません。

ただ、白メダカは平均して他のメダカよりも扱いが難しくなっていることが多くて、水合わせなどの初期導入が難しいこともありますから、購入時の水合わせはより慎重にしたほうが良いですが、色が白い生き物は大抵は環境の変化に弱いので注意しましょう。

ですから、白メダカと青メダカを同じ水槽で飼育する場合、注意するのは初期導入時の水合わせと過密飼育にしないことくらいですから、これまで普通にヒメダカの飼育をしてきた人でしたら何の問題もなく飼育も繁殖も行えますから何の問題はありません。

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繁殖すると子孫のメダカは両方の親の遺伝子を引き継ぎます。

 

気になるのが、白メダカと青メダカを同じ水槽で飼育していると同じメダカなので水温が25度以上で照明の照射時間が8時間以上等のように、繁殖の条件が揃えば産卵活動を行うことになるのですが、その際には両方の遺伝を引き継ぐ稚魚が生まれます。

その為、白いメダカ、青っぽいメダカ、その中間の色のメダカが生まれてくることになるのですが、大抵は白か青のどちらかの色になることが多いので、特別注意することもありませんが、半永久的に特定の色の子孫を残したい場合は若干注意が必要です。

数年間に渡って同じ水槽で飼育していると、もう白メダカも青メダカもヒメダカも気にならなくなってきますし、逆にそれらのメダカを組み合わせて大量に繁殖をさせることにより新しい色のメダカが生まれてくる事に期待をするようになることもあります。

 

 

遺伝の法則を厳守するなら同じ色のメダカだけで飼育をします。

 

地球上の全ての生き物が子孫を残す場合、オスとメスの両方の遺伝子を引き継いでそれが子孫に反映される訳ですから、完全に白いメダカだけしか生まれてきにくい環境を希望する場合は、当然白いメダカだけの固定飼育をしておいた方が安心感があります。

同じ水槽で白いメダカと青メダカの飼育をする事は全く問題ありませんし、そこで生まれてくる稚魚たちも何ら問題なく、通常通りに卵を隔離して孵化させていくだけなんですけど、白メダカと青メダカのかけ合わせで生まれた稚魚は親の遺伝を受け継ぎます。

その為、生まれてくる稚魚がどちらの親の遺伝子を強く引き継いでいるかについては、ある程度育ててみないと確認することが出来ませんし、管理者で指定することも出来ませんので特定の色で完全に固定したい場合は同じ色のメダカのみで飼育をしましょう。

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