最近、新規でミナミヌマエビの飼育を始めた方からのご質問なんですけど、ミナミヌマエビの飼育をする際に底面フィルターがないと駄目なんですか?って感じで困っているようで、どうやらペットショップなどの水槽を見てそう感じたのかもしれませんね。
基本的にペットショップの水槽は必ずといっていいほど大磯かソイルがしかれていて、底面フィルターと水作エイトをセットで利用するって運用が一般的であり、ミナミヌマエビの展示水槽でもお店によってはそういった水槽で展示をしている事もあります。
また、ネットで検索をしてみると多くの人が底面フィルターを使っている写真を公開していることが多く、それ故に底面フィルターが必須だと思う人が出てきても不思議ではありませんけど、別にミナミヌマエビの飼育に底面フィルターが必須にはなりません。
ミナミヌマエビの飼育は底面フィルターがないと駄目?|質問回答。
ミナミヌマエビの飼育というのは初期導入の水合わせさせえ失敗しなければとても簡単であり、屋外の環境であればろ過フィルターは不要ですから、最初にミナミヌマエビを育てる場合は室内よりも屋外の環境のほうがやりやすい事が多いので検討しましょう。
屋外でミナミヌマエビを飼育する場合、ろ過フィルター等は一切不要であり、ダイソーで売られている100円バケツを購入しておき、その中に水道水を入れて一日放置しておくだけでミナミヌマエビを飼育できる環境になりますからコストも低くてお勧めです。
バケツや水槽などは底面に赤玉土やソイル、荒木田土を敷き詰めておかないと、ミナミヌマエビの足場が無くなりツルツルと滑ってしまってストレスが溜まってしまいますから、必ず底に何かの足場が必要になりますけど、発泡スチロールなら不要です。
ミナミヌマエビの長期飼育をするのであれば2213がお薦めですね。
ミナミヌマエビの飼育を初めて短期間の飼育で良い人の場合は、正直言って水作の水作エイトがあれば良いので、他のろ過フィルター等は必要無いのですが、長期間に渡ってミナミヌマエビの飼育をしたいのであれば、最初からエーハイム2213がお勧めです。
エーハイム2213といのは、外部式のバケツのような緑色のろ過フィルターの事であり、水草水槽やエビの飼育水槽では多くの人が愛用している有名なろ過フィルターですし、あとからサブフィルターの追加も容易に行えますので、拡張性も抜群です。
ついでに言えば、後々レッドビーシュリンプの飼育をするようになった場合、エーハイム2213があれば、水槽クーラーもそのまま取り付けることが出来ますので拡張性があることや耐久性も抜群なのですが、最近はセール販売されなくなってしまいました。
ミナミヌマエビの飼育水槽で底面フィルターを使う理由とは?
では、結局初心者の人がミナミヌマエビの飼育をする場合、どのようなろ過フィルターが良いのかと言えば、お金に余裕がある人は最初からエーハイム2213を購入しておけば良くて、60㎝以下の水槽であればこのろ過フィルターがあれば全てが解決します。
ただし、エーハイム2213は現在は9000円くらいの価格設定ですし、初期設定が初心者の人には若干難しい事が多く、それを考えると底面ろ過フィルターとソイルを購入しておけば、費用も抑えることが出来て高い濾過性能を発揮することが出来ます。
底面ろ過フィルターは価格が安いので性能が悪いと思っている人もいるのですが、実際には底面のソイル全てをろ材として使うことが出来ますので、大変高い濾過能力が簡単に得られることと、ソイルなどは必ず購入するので初期コストもかなり抑えれます。
ミナミヌマエビの飼育水槽で底面フィルターを使う理由は、濾過能力が高い事、コストが低いこと、メンテナンスが容易なこと等メリットしかありませんので、初心者の人にはお勧めできますし、合わせてスポンジフィルターや水作エイトを使うと効果的です。