室内で飼育しているメダカの場合、ホテイアオイを浮かべることは出来ない訳ではないのですが、1ヶ月程でドロドロに溶けてしまいますので、使い捨てになることや大型ですから照明とぶつかってしまって何かと使い勝手が悪いのであまり使われません。
だからと言って、なにもしないと室内の水槽の中で毎日大量に産み付けられるメダカの卵は全て親メダカたちに食べられてしまいますし、残った卵から稚魚が孵化した瞬間、親メダカに食べられてしまって水槽の中でメダカが増えることは殆どありません。
ただ、大粒のソイルを敷き詰めている水槽であれば、メダカの稚魚の中でも頭の良い個体はその中に潜みながらソイルの間に残っている餌の余りを食べつつ、何とか成長していきますので、その際に管理者が発見してスポイトで保護をして隔離をしていきます。
室内水槽でメダカの卵の安全採取ならサルビニア・ククラータ。
屋外の水槽であれば、メダカの卵を捕獲する際にはシュロを使っておけばそれを使って効率よくメダカの卵を採取できますし、ホテイアオイを沢山浮かべておけばそこに大量の卵をメダカが産み付けますので、効率よく毎日大量に卵を捕獲することが出来ます。
ただ、シュロを室内の水槽で使うと見た目の問題が発生しますし、ホテイアオイを浮かべるのは難しいですし、見た目を意識しながら効率よくメダカの卵を採取する方法が中々ないので、多くの人が目視で水槽を確認した際に卵があれば隔離する感じです。
そこで、室内水槽でも効率よくメダカの卵を採取する際に利用できるのが、浮草のサルビニア・ククラータであり、この浮草は屋外の荒木田土を敷き詰めた水槽に浮かべておけば、凄まじい勢いで繁殖をして葉も大きく広がり根っこも10㎝位伸びる水草です。
サルビニア・ククラータのような背の低い浮草は産卵何処に最適です。
サルビニア・ククラータのような背が低い浮草は、繁殖力が凄まじくホテイアオイを上回る成長をしていきますので、使い捨てのメダカの産卵床として最適ですし費用も0円ですから利用する価値はありますし、基本定期的に駆除をしないといけない水草です。
サルビニア・ククラータを屋外で育成している人ならわかりますが、短期間であまりに増えすぎるため、水槽の上部を全て埋め尽くしてしまうので、定期的に駆除をすることになりますから、どうせ捨てるのであれば産卵何処として使ったほうが良いのです。
別にサルビニア・ククラータでないといけない理由はなくて、なんでも良いので根っこが10㎝位になる小さな浮草であれば、室内環境の60㎝水槽でも浮かべることが出来ますし、照明にも干渉しませんから根っこにメダカが積極的に卵を生む姿が見られます。
爆発的に増えてゴミとして処分する浮草でも産卵何処として利用可能。
サルビニア・ククラータは1株で200円位でホームセンターやペットショップで売られていることが多いので、ホテイアオイは100円位なのに高いな?と感じる人もいるかもしれませんが、爆発的に増殖する水草ですから、200円位なら購入しておきましょう。
育成方法はとても簡単で、荒木田土を敷き詰めた水槽に浮かべておくだけで良く、大磯やベアタンク、赤玉土の水槽では綺麗に育たないのですし、根っこが育たないので産卵床としては使えない為、綺麗に大きく育てるには荒木田土での育成は必須になります。
室内水槽に移動をさせたサルビニア・ククラータも時間が経過すると段々弱ってきてしまい、枯れることはないのですが、そのうち小さくなってしまって産卵何処として使えなくなりますけど、メダカが卵を産み付けた時点で使い捨てなので大丈夫です。
サルビニア・ククラータを室内環境の水槽でメダカの産卵床として使う方法としては、屋外の荒木田土の水槽に浮かべて育成させたサルビニア・ククラータを室内の水槽に浮かべるとすぐにメダカが産卵を行いますので、卵を確認したらそのまま移動させます。