メダカを飼育していると常温の環境であれば、毎年3月から10月位の期間中に毎日のように卵を大量に産卵していきますので、飼育者が意図的に卵を隔離して発泡スチロール水槽やサテライトL等で孵化させていくと、大量の稚魚が誕生することになります。
そこで、稚魚が沢山孵化してくると、次第に成長していきますし、一部の個体が特に急激に成長速度が速いことが多くて、そのまま飼育していくと他の稚魚を片っ端から食べてしまうトラブルになることもありますので、定期的に隔離しないといけません。
室内のサテライトで飼育した稚魚は、それ程大きさが変わらないことも多いんですけど、屋外の水槽で飼育しているメダカの稚魚の場合は、その稚魚の成長速度が全然違うケースも少なくありませんので、定期的に確認をして成長した稚魚から隔離します。
メダカの稚魚は大きさが1㎝位になれば親の飼育水槽で飼育可能です。
卵から孵化して餌をきちんと与えていれば、1ヶ月もあればメダカの稚魚の大きさは1㎝を超えていきますので、それくらいの大きさになれば親メダカの水槽に移しても襲われて食べられてしまう心配はありませんので、ネットで掬って移動させておきます。
1㎝くらいの大きさになると、そろそろ誕生してくる稚魚を襲って食べてしまう大きさになってきますので、1㎝くらいの時には孵化したばかりの稚魚を追い払ったり追いかけ回したりすることもありますが、これくらいなら何とか食べる事はありません。
サテライトSで飼育をしている場合は、メダカの稚魚をネットで掬うことが大変難しいので、出来ればサテライトLを使っておいたほうが良くて、屋外の飼育水槽では濃い目の青汁のようなグリーンウォーターにならないように定期的にチェックしておきます。
メダカの稚魚の成長速度は想像以上に速いので定期的に確認をします。
大きさが1㎝位になればメダカの餌を普通に食べることが可能になりますので、親メダカと同じ餌で同じ環境で飼育すること出来るようになり、多少は親メダカにいじめられるような素振りもありますが何とか水槽の中で元気に育ってくれる大きさになります。
メダカの稚魚ですが、想像以上に成長速度が早くて、気がついたらいつの間にか大きく成長していることがありますし、忙しくなってくるとついついメダカの稚魚の事を忘れてしまいがちになり、気がついたら全滅していることもあるので定期的に確認します。
ただ、メダカの稚魚の場合、特に室内の環境の場合は1週間も放置していると殆どの稚魚がいなくなってしまいますので、毎日複数回に分けて細かく餌を与えないといけませんし、餌を多く与えるほど成長速度も早くなるのでそれで調整を行います。
メダカの稚魚を異なる水槽に移動する場合は水合わせをしておきます。
メダカの稚魚を他の水槽に移動させる場合、同じ水源を利用している自宅の水槽環境であれば、水温の違い位に注意しておけば良くて、基本的にはどれも水質は似たようなものなのでそれ程気を使うことはありませんが、念のため水合わせをしておきましょう。
水合わせといっても、基本的には水温の違いに注意しておけば良いくらいで、全く違うペットショップやホームセンターの水槽からメダカを移動させるときのように厳密な水合わせは必要なくて、案外適当な水合わせでも殆ど問題はありませんが念のためです。
特に屋外水槽から室内の水槽にメダカを移動させる場合、卵の場合は水合わせは必要ありませんが、1㎝位に成長している稚魚の場合はその環境で馴染んでしまっているので、急激に環境が変わってしまうと稚魚に悪影響が出ることも稀にあります。
屋外から室内に移動さえせる場合はサテライトを使えば全く問題ありませんし、室内から屋外に移動させる場合は、コップやプラケースに水を入れてそのまま暫く屋外においておき、コップなどで数時間ごとに水を馴染ませていけば問題なく移動できます。