既に屋外の深夜早朝の気温は普通に寒くなっている9月の末日ですけど、室内に設置している水槽のメダカやミナミヌマエビたちを確認すると、どの個体も卵を沢山抱えているようです。
これって、昨年以前に誕生した1年個体ではなくて、今年誕生した新しい個体ばかりなのですが、メダカはお腹に10個前後の卵をぶら下げていますし、ミナミヌマエビは更に多くの卵をお腹に抱えているようです。
屋外水槽のメダカやミナミヌマエビの産卵は今後難しい?
メダカやミナミヌマエビに関して言えば、屋外に設置している水槽で飼育している個体はもう産卵できない体になってしまっている可能性が高いのですけど、室内に設置している水槽の個体は丁度産卵ラッシュを迎えています。
メダカの場合、産卵を行うには準備期間というものがありまして、これが若干時間がかかることになり、一定の照明、一定の水温が揃わないと、産卵を行わずに冬を越す体作りの準備をしていきます。
これからしばらくの間は室内水槽がメインになる?
今年も残す所あと3ヶ月となりましたので、常温で飼育している人であれば、これが最後の産卵ラッシュになるでしょうし、水槽内の温度管理をしている人でしたら、まだまだ産卵ラッシュが続く感じでしょうか?
いずれにせよ、これからしばらくの間、メダカやミナミヌマエビの産卵及び繁殖をさせたい場合は、屋外環境の水槽から室内環境の水槽にその場を移すことになりそうです。
ただ、屋外環境の場合とは異なり、室内環境の場合は誕生した稚魚や稚エビを育てるために、単に発泡スチロールの入れ物を用意しておけば良いわけではなくなりますので、事前にある程度の準備が必要になります。
・・・という訳で事前に用意しておきましょう。
室内での稚魚や稚エビの飼育にはサテライトが必須になる?
もはや、室内水槽での稚魚や稚エビの飼育、新しく投入する魚やエビの水あわせの際に必ずとっていい程必要になってくるのが、ご存知スドーのサテライトになります。
このサテライトがある場合、稚魚や稚エビを隔離して育てた際に、大変面倒な水換えといった作業が大幅に楽になりますし、照明も別に用意する必要がなくなりますし、全身透明で下からも見ることができるので、大変便利なのです。
別にサテライトがなくても、室内で稚魚や稚エビを育てることはできますし、ミナミヌマエビ単独飼育であれば、そのまま稚エビを育てても問題はないのですが、サテライトがあれば、兎に角楽になるの一言なんですね。
メダカの稚魚や稚エビがサテライトの排水溝をすり抜ける?
サテライトをそのままの状態で使うと、どれだけエアーの量を絞ったとしても、水が本水槽に排出される排水溝から、メダカの稚魚やエビの稚エビがすり抜けてしまって、本水槽のメダカに食べられてしまうことになります。
これを防ぐためには、60cm水槽用の上部式濾過フィルターの白いマットを購入しておき、それを小さくハサミでカットして、サテライトの排水溝に置いておけば、100%防げる訳ではありませんが、かなりすり抜けを防いでくれます。
サテライト一式を揃えて室内で稚魚の飼育をしてみよう。
ですから、サテライト、上部式濾過フィルター用の白いマット、エアーポンプがあれば、その環境で水換えも必要なく、稚魚や稚エビをこの時期でも育てることができますし、掃除用にスポイトがあればなお良いといった感じでしょうか?
全て揃えた場合でも、金額的には3000円以下だと思いますし、一番高いのがエアーポンプになるのかもしれませんが、色々と使い回しができますので持っておくと便利な飼育器具です。
水槽を眺めてみると、今年生まれたメダカが産卵をしている、ミナミヌマエビが抱卵をしている場合、早めにサテライト一式を揃えておき、今年最後の個体の繁殖を楽しむのも良いかもしれません。
産卵の秋と言った感じでしょうか?