12月頃にメダカの稚魚をサテライトで飼育する注意点

日本には四季がありますので、沖縄を除き12月頃になると全国で気温が急激に下がり始めて、雪は積もるし屋外の水槽では氷が水槽の水をカチンコチンに凍結させますし、室内の水槽でもヒーターを付けないと水温が10度以下になることだってあります。

ただし、江戸時代ではありませんから、現代では水槽用ヒーターという大変便利な水槽の温度を管理する飼育器具がありますので、毎月1000円前後の電気代と初期投資3000円位の予算を確保できる人なら冬でも室内水槽の水温を25度に保つことが出来ます。

12月になっても水温が25度になっていると、メダカやミナミヌマエビなどは冬であることに気が付かず、一年中水槽の中で産卵を繰り返すことになりますので、毎日のようにメダカの稚魚が誕生することになるのですが、繁殖をするならサテライト飼育です。

 

 

12月頃にメダカの稚魚をサテライトで飼育する注意点。

 

室内の水槽であれば、水槽用ヒーターで管理をすると簡単に水温を25度や30度に設定することが出来ますので、それ故にメダカは一年中産卵をすることになるのですが、その際には大抵の人はサテライトを使って卵を隔離して稚魚を孵化させている筈です。

12月頃にサテライトの中でメダカの卵を孵化させ、稚魚を飼育させるのが室内でのメダカの稚魚の飼育及び繁殖の基本なんですけど、夏場は特に気にならなくても12月になってくるとサテライトでメダカの稚魚を育てる際には若干の注意が必要です。

その注意点というのが、サテライトのエアレーションを弱くしてしまうと、水が循環しなくなりサテライトの水温がグングン下がってしまって、メダカの稚魚が死んでしまうケースであり、かと言ってエアレーションを強くしても水流で死んでしまいます。

 

 

慣れるまでは12月のサテライト管理は若干難しいのです。

 

サテライトは本水槽の水を循環させて、ろ過フィルターも本水槽のものを使い、更には水温も本水槽の水温に依存しますから、夏場であればとても管理が楽なんですけど、12月になってくると気温が低い為、サテライトの水温が急激に下る場合があります。

だからと言って、サテライトのエアレーションを強力にしてガンガン水を循環させていると水流が強くなりすぎてしまって、メダカの稚魚の体力が急激に失われて一気に全滅をしてしまいますので、12月頃のサテライトの水流調整は慣れるまでは難しいです。

強すぎず弱すぎず・・・、メダカの稚魚をサテライトで飼育する場合、卵を孵化させる場合、サテライト内の水温と水質が本水槽と同等になるように何度も調整をしながら、試行錯誤しつつ、サテライトに最適なエアーを送る環境を作り、稚魚と卵を守ります。

 

 

サテライト内の水温が下がると卵があっという間にカビまみれに?

 

メダカが自然界で産卵をして繁殖するのは、3月から10月くらいの寒くない時期でありこれには当然理由があるからで、気温が下がり水温が下がる11月から2月の間に万が一メダカが産卵をしたとしても、その卵は孵化することなく、稚魚も死んでしまいます。

実際にサテライトを循環させているエアーを絞ってしまうと、水量がすくないサテライトでは外気温度に合わせて急激に水温が下がっていき、一定温度よりも水温が下がると、メダカの卵はあっという間に白カビまみれになって孵化することなく消滅します。

これを防ぐには、なるべく大きいサテライトLを使っておけば、ある程度水流を強くしても広さがありますので、水流で稚魚が体力を消耗して落ちてしまうこともありませんし、水温も安定するので、気になるようでしたらサテライトLを買いましょう。