今さら誰にも聞けない水槽セットのハイポって一体何?

初心者向けの水槽セット、例えばジェックスの金魚のお部屋等を購入すると、金魚を飼育するための水槽や飼育器具の一式がセットになっていて、簡単に誰でも金魚やメダカの飼育をすることが出来ますしニッソーの60㎝水槽セットも同様に簡単にできます。

水槽単体で購入をした場合は絶対についてこないおまけ的な飼育の道具として、初心者の人はよく分からない、お菓子とかに入っている乾燥剤のようなハイポって袋に入った角砂糖のようなデザインのおまけが大抵ついていて、一体何に使うのか?悩みますね。

最近ではハイポではなくて、カルキ抜きって大きく袋に書いていることも多くて、水槽セットの取扱説明書にも、デカデカと水道水を使う際にハイポ、カルキ抜きをご利用下さいって書いていることも多いので、その名の通りの飼育器具だと分かります。

 

 

今さら誰にも聞けない水槽セットのハイポって一体何?

 

水槽セットを購入すると必ずついてくるのが、ハイポ、カルキ抜きであり、これは水道水というのは人間が飲む飲料水ですから、バクテリアや雑菌、微生物が混入したり、発生しないように厳密な管理がされていて、それで人間が安心して飲むことが出来ます。

人間が安心して飲むことが出来る水道水の中にはカルキと呼ばれている化学物質が必ず混入していて、それにより危険なバクテリアとか微生物が発生しないようにしているのですが、これは日本国内の話であり海外の水道水はまた状況が異なることが多いです。

ですから、日本国内の水道水限定の話になるんですけど、カルキは人間の健康上程に影響がない分量を正確に把握して混入されており、確かに人間には無害になるのですが、魚とかエビにはそれでも有害になることが多いので、カルキ抜きがある訳ですね。

 

 

水槽セットにハイポを入れておくとトラブルが少なくなる?

 

例えば、メダカやエビに興味を持ち、初めてその飼育を始めるような初心者の人であれば、本当に飼育について何も分かっていませんので、そのまま水道水を水槽に入れて、水合わせをすることなくメダカやミナミヌマエビの飼育を始める人も大変多いです。

その際には、想定外のトラブルになることも多くて、水槽セットを販売している会社や業者等に相当な苦情を入れてくる非常識な人も一定数いる訳で、それを避けるためにも説明書をセットに同封して、水道水を使う場合はハイポを使いますって説明します。

この説明書やハイポが入っているのに、それを無視して水道水をそのまま入れて、メダカやエビの飼育を初めて死なせてしまった場合は、完全に自己責任になりますので、万が一の訴訟に発展した場合の回避策になることやハイポは格安なので損もしません。

 

 

浄水器を使うか一晩バケツで寝かせるならハイポは不要です。

 

では、実際問題の話として、ハイポが必ず必要かと言えば、そうでもなく、私の場合は水道水を浄水器を通してそのまま水換えとかにも使っていて、それでメダカやレッドビーシュリンプ等のエビに不都合が出たことは一度もありませんのでハイポは不要です。

ただし、本当の初心者の人はカルキのこととかろ過フィルターのこともよく分かっていないことが多いというよりも、それが普通ですので、それ故にハイポを使っておいたほうが安全策ではありますが、基本的に水槽はセットして1週間位は空回しをします。

ハイポが最大限の効果を発揮するのは、お祭りなどでお子さんが金魚すくいの金魚を持ち帰った場合などであり、慌てて水槽をホームセンター等に購入しに行き、直ぐに水槽で金魚の飼育をしないといけないので、そのような場合、ハイポは有効になります。

ただ、金魚の場合、実はカルキがあっても全く問題なく死なない事も多いですし、ドジョウやウナギなどでも水道水にそのまま放り込んでも死ぬことはめったに無いのですが、ミナミヌマエビやレッドビーシュリンプは即死しますので、浄水器がお勧めです。

Updated: 2017年11月18日 — 11:46 PM