水槽を購入するとその後に管理というものが発生するのですが、その管理の中でもどのような環境であっても必ず行わないといけないのが定期的な水換えになります。
唯一の例外として、垂れ流しの濾過システムを採用した水槽であれば人が水換えをする必要はありませんが、24時間年中無休で自動的に新しい水の追加と古い水の排水が行われますので、人が水換えをしなくて良いだけで自動的に水換えは行われています。
太陽の光りの影響で、自然に濾過環境や自然環境が構築される屋外水槽であればまた別の話になるのですけど、室内に設置されている水槽で全く水換えをしなくて良い環境というのは現時点では未だに実現されていません。
ただし、水換えをしなくてもよいと言った商品は販売されていますので、興味があればそちらを購入しても良いでしょうけど、水換えをしないといけないメカニズムを簡単で良いので理解すれば、水換えなしでも良いというのはどうだかな?といった感じですね。
屋外水槽は水換え不要であっても水の追加は必要になります。
屋外水槽であっても蒸発する水の追加は必要になりますので、定期的に必ず水を追加しないといけませんから、全く水換えをしていないことにはならないのでしょうけど、それでも水槽の水を抜いて水を追加する水換えは必要ないのです。
どちらの環境が良いかは人それぞれでしょうけど、両方の環境を準備しておくとメダカやミナミヌマエビの飼育や繁殖の際には大変便利ですし、メダカの稚魚を育てる場合は屋外水槽の方が絶対的に有利になります。
水槽の水換えの新しい水はどうすれば良いの?
室内水槽、屋外水槽の共通の話として、水換えや継ぎ水の際に新しい水をどこから用意してこないといけないのですけど、そちらの新しい水については日本の場合でしたらどこのお住いの方でも安定の水道水がお勧めになります。
日本の環境というのは水道水が世界でも最も安定していますので、蛇口をひねって出てくる水をそのまま飲むこともできますから、海外で生活をされたことのある人ならご存知でしょうけど、このような綺麗な水がどこでも手にはいる環境はとても珍しいのです。
海外であれば、地域によっては絶対に人が飲んではいけないような水質であったり、変な雑菌や病原体が混りこんでいる水道水もあるくらいですから、日本の水環境というのは本当に世界でも珍しい位のスーパーな環境なのです。
水道水を利用する唯一の問題点が消毒用のカルキになります。
それゆえに、水槽の水換えの際であっても水道水の水を利用するのが最も効率が良い方法であり、変な雑菌なども混ざっていない為、魚やエビに取ってもよいのですけど、一つだけ問題がありまして水道水にはカルキが入っているということですね。
カルキというのは人が飲むことに適した水質を維持するの水道水には必ず含まれるものであり、人にとっては別に害はないのでしょうけど、魚やエビに取っては一般的に害があると言われています。
その為、水道水のカルキを瞬間的に無効にするカルキ抜きと言った商品もアクアリウム用に古くから販売されていて、よくあるセット水槽を購入した場合は殆ど100%に近い確率でサービスで同封されていますから見たことがある人も多いでしょう。
水槽の水換えは浄水器を通した水をそのままドボンでOKです。
水換えをする際には60cm水槽であっても8リットルくらいのバケツ2回分の水量は必要になりますから、2リットルのペットボトル8本分位の結構な量の水を扱うことになります。
その交換用の新しい水に対して、毎回カルキ抜きを使うとかをやっているとお金がもったいないですし、時間的にも面倒なことこの上ないので、もっと効率良い水換えの方法がないかといえば簡単な方法があります。
それは、一般の家庭用の浄水器を通した水を利用すれば良いだけであり、あとはその水をバケツにある程度溜まってきたら、そのまま水槽にドボンで終わりです。
このような水換えをしたらメダカとかミナミヌマエビはともかく、水質に敏感なレッドビーシュリンプなどには悪影響があるのでは?と思われるかもしれませんが、一度もそれで問題が出たことはありません。
高額な専用の浄水器ではなくて3000円程度の市販のものでOKです。
アクアリウム用に効果なカルキを抜く為の浄水器も販売されていますが、そんな高額なものを購入する必要はありませんから、一般家庭用のアマゾンやヨドバシカメラで販売されている数千円程度のもので大丈夫です。
ただし、一つだけ重要な問題がありまして、それが何かといえば、浄水器を通して水をバケツに入れる場合、かなりの時間が掛かってしまいますから、その待ち時間の間に他のことをしないといけないことくらいでしょうか?
東京の比較的新しいタワーマンションなどでしたら全く問題はありませんけど、地域や古い住宅によっては、水道水のカルキが異常に濃いめになっていることもありますので、その場合は念のため、一度他の水槽などでテストをしておいたほうが良いかもしれません。
余計なお金を使わないように、なるべく安くて手間のかからない水換えを行い、メンテナンス作業が苦痛になって放置してしまわないようにしていきましょう。