水槽で使う飼育水は水道水のハイポと浄水器のどちらが良い?

水槽を管理する場合、室内だろうが屋外だろうが何処に設置しようとも必ず必要になるのが水であり、水がなければ魚やエビの飼育は絶対にできませんので、水の確保が必要になるのですが、幸いにも日本の場合は水道水が大変綺麗なので普通に利用できます。

水道水には消毒用のカルキが混入されているため、その水道水をそのまま水槽に入れてしまうと、アリゲーター等の大型の古代魚は別ですけど、普通の魚やエビは死んでしまう可能性がありますので、必ず事前にカルキを抜いてから飼育水として利用します。

意外に知らない方も多いんですが、水道水と言うのは人間が飲んでも無害な程度のカルキが必ず混入されていて、大阪の水は美味しくないって話をする人がいらっしゃいますけど、大阪の水はカルキが多いので水が綺麗な地方の人はそう感じる話になります。

 

 

水槽で使う飼育水は水道水のハイポと浄水器のどちらが良い?

 

水槽で使用する飼育水は日本の場合、蛇口からひねって出てくる水道水からカルキを除去して利用すればよいだけなのですが、このカルキを除去するのはとても簡単で、ハイポと呼ばれているカルキ除去剤を利用するか浄水器を利用するだけで除去できます。

お勧めなのはやはり浄水器を使ったカルキの除去であり、ハイポの場合は安いと言っても毎回購入するのは面倒ですし、塵も積もれば何とやらで結構な利用コストが発生する事になりますので、数千円で購入できる浄水器があれば全て解決できますのでお勧め。

ハイポに関して言えば、これまで水槽セット等を購入した際に必ずおまけとしてついてきているのですが全く使わないので大量に倉庫の中で余って放置していますし、浄水器があれば使うこともありませんから、今後もハイポは貯まる一方のような気がします。

 

 

浄水器の欠点は水が貯まるのにとても時間が掛かることです。

 

三菱レイヨンなどの浄水器は一度購入してしまえば、数千円程度の出資で水槽用だけではなくて普段の生活用水でも利用できるメリットがありますので、大変有用的なのですが、これも水が貯まるのが極端に時間が掛かるという欠点が発生するのが難点です。

通常に蛇口を捻って水が出てくる勢いと、浄水器から水が出てくる勢いは全く違っていて、浄水器経由で水を出す場合はどうしても時間がかかってしまいますので、60㎝クラスの水槽でも半分くらいの水換えをする場合は1時間位の時間が必要になります。

その為、時間がもったいない忙しい人の場合、浄水器を通さずに蛇口ひねって勢い良くバケツに水を移してから、カルキ除去剤であるハイポを入れて一気に水換えをしたほうが圧倒的に時間が早くなりますので、このような人の場合はハイポの方が便利です。

 

 

ハイポと浄水器のどちらが良いかの判断はその人によって異なります。

 

単純に考えれば浄水器はとても万能で水槽専用ではなくて普段の生活や料理などにも使えますので、大変便利なのですが、忙しい人にとっては飼育水の確保に時間がかかりますから、人によっては短時間でカルキを除去できるハイポの方が良い場合があります。

浄水器もハイポも両方とも便利なのですが、別に水槽の水換えに時間がかかっても良い人の場合でしたら断然的に浄水器の方が便利でお勧めなので、浄水器を購入しておいても良いですし、既に浄水器が自宅の蛇口に取り付けられている人はそれが使えます。

やってはいけないのは水道水をそのまま水槽に投入することであり、それで絶対に魚やエビが死んでしまうわけではありませんが、よくない状況になる可能性がある訳ですから、水道水を利用する際には事前にカルキを除去してから利用するようにしましょう。

Updated: 2017年8月2日 — 11:32 AM