ここ最近では、日本の住宅事情も変わってきている為、都心であるほど、かつての日本をイメージさせる畳を使った部屋がある住宅、ご家庭の方が珍しくなってきているようですが、田舎の方でしたら今でも畳を使ったあ畳のある部屋がよくみられます。
都心の場合は一戸建て自体が大変高額で庶民的ではない価格の為、どうしてもマンションなどの集合住宅になってしまうのですが、マンションの場合、畳の部屋を用意するとどうしてもコストの問題や設計の問題もあり、高額マンション位にしか本格的な畳の部屋は殆ど見られません。
畳の部屋に水槽を設置する場合はどうすれば良いのか?
その為、都心のマンションなどではまず見られない問題なのですが、田舎の一戸建ての場合は畳の部屋しかない住宅も少なからずありますので、その際に水槽を設置する場合、どうしたらいいのか困ってしまう人も出てくるかと思います。
大抵の場合、食事をするダイニングや居間などでしたら、フローリングであることがおいのですけど、既に水槽を設置するスペースが存在していない状態になっていることも多い為、それ以外の和室に水槽を置かざるおえない状態になることもよくあります。
ですから、その場合は水槽を畳の部屋である和室におくことになるのですが、畳の部屋に水槽を設置するにはどうすれば良いか?、そのまま水槽台を設置しても良いのか?と言った疑問が出てくることになります。
水槽台と畳が接する場所に集中して負荷がかかるので要注意。
水槽を床の上に直接設置する人はあまりいないと思いますし、そんな設置方法では干渉はできにくいし誤ってぶつけたりして水槽を破損してしまいかねませんので、普通の人であれば、水槽を水槽台の上に設置することになるかと思います。
その際に、水槽台をそのまま畳の上に置くと、水槽台と畳が直接接する状態を見ればわかる通り、特定の場所のみに多大なる負荷がかかる状態になることがあり、これだと畳にも特定の場所のみに負荷がかかってしまいますのでよくありません。
具体的には水槽台の下側四隅のみが畳と接している場合、水槽台と水槽の重さ全てがその四隅のみにのしかかってくるので、短期的な水槽設置ならともかく、長期的な水槽設置をする場合は、あまりよろしくない状態になりかねません。
水槽台の下側前面が畳と接する場合は全く問題なしです。
よくあるスチール製の水槽台の場合は、水槽台と畳が接する場所が4隅のみになりますから、そこに集中的に負荷がかかってしまうのですが、水槽台の下側全てが一枚の板状になっている場合は、均等に重さの負荷かが畳にかかるようになります。
その為、その場合はそのまま畳の上に水槽台を設置しても特定の場所のみに重さの負荷がかかることがなくなる為、いわゆるタンスなどを畳の上においているのとあまり変わらない状態になりますので特に問題はありません。
この類の水槽台の場合、フローリングとの隙間に砂利などがあれば些細なことでも傷がついてしまう為、水槽台とフローリングとの間に頑丈なポリエチレン製など弾力性がある断熱材を敷く場合もありますが、畳の場合はそこまでしなくても良いかと思います。
注意点としては、タンスなどは異なり水漏れや水の飛び散りが常に発生しかねない場所になりますので、水替えやメンテンスの際には、水槽台の周辺に事前にバスタオルなどを敷き詰めておくなどの対策をしないと、カビ発生の原因になりかねません。
では、水槽台の下側全てが板状になっていない場合はどうすれば良いのでしょうか?
次回に続きます。