そろそろ、日本全国的に桜前線が開通し始めていますので、来週位からは一斉に桜の花びらが開花し始める時期になるのですが、その頃になるといよいよ今年のメダカとミナミヌマエビが産卵を始める時期になりますので、楽しみが増えてきます。
そこで、メダカやミナミヌマエビの品種改良に興味がある初心者の人向けに、どのようにしたら簡単に品種改良と呼ばれている、ちょっと変わった個体が誕生するのかについて、一つの方法をご説明したいと思います。
この方法を使えば絶対に品種改良が出来るなどではなくて、偶然の産物による通常とは異なる個体が誕生する確率が私の環境では高くなっているといった話ですので、同じようにしても必ず実現するわけではありませんので、その点はご注意下さい。
また、すぐに実現するわけでもなくて、何年間かそこで繁殖を行っているうちに、その後の何世代か後の個体でそのようになる可能性があるということになります。
メダカの品種改良を簡単にする方法について。
メダカもミナミヌマエビも同じような条件で品種改良的な個体が発生することが多いんですが、その条件とは私の経験上、夏場の暑い時期に極端に気温が高くなる年があり、その際に誕生した個体がダルマメダカであったり、金魚のような尻尾をしているメダカであったりします。
実際、ダルマメダカまでは胴体が短くないけど、普通のメダカよりはかなり胴体が短くて、金魚のようなひらひらの尻尾をしているメダカが誕生して育てています。
後は、頭が2つあるメダカとか、楔形文字のような形状をしたメダカ、もうこれはメダカとはいえないような形状をしてメダカなど、普通では誕生しないメダカが沢山生まれる要因になるのが、やはり夏場の極端に暑い水温が継続している時期になります。
頭が2つあるメダカ、異常な形状をしたメダカなどは身体がかなり弱くて、普通に泳ぐことも出来ませんし、恐らくは内蔵なども弱くて寿命もかなり短いので、育てようと思っても産卵できる大きさまで育てることが出来ないと判断しています。
ミナミヌマエビの品種改良は形状ではなく見た目の色のみですね。
ミナミヌマエビの場合は品種改良と言っても、色が真っ黒の個体であるとか、色が青色の個体と言った感じで、体の形状は全くノーマルなんですけど、色の色素が普通のミナミヌマエビとは異なる個体位で、今までザリガニのようになったミナミヌマエビは見たことがありません。
ですから、品種改良をするには単に夏場の暑い日に屋外水槽を用意しておき、そこでメダカやミナミヌマエビの繁殖をすればよいだけになるのですが、この際に水槽容器をちょっと工夫すると、品種改良がしやすくなるようです。
アクリル水槽を屋外において繁殖させるとあら不思議・・・。
初心者の人でも簡単にメダカやミナミヌマエビの品種改良をする方法ですが、実はとても簡単で、屋外にアクリル水槽を設置してその中でメダカやミナミヌマエビを繁殖させることであり、何故かこの水槽だけが異常に品種改良個体が多く発生しています。
理由は良く分からないんですが、厚さが暑い透明なアクリル水槽だと太陽の光が程よく水中に照射されるのか、レンズのようになって何かしらの効果があるのか、全くその辺は分からないのですが、アクリル水槽だけが吐出して品種改良個体が生まれます。
その周辺には発泡スチロール水槽、ガラス水槽、バケツ水槽なども沢山並べているんですけど、やはりアクリル水槽のメダカとミナミヌマエビだけがちょっと変わった個体が生まれやすくなっているのは偶然なのか必然なのか・・・。
全ての環境でアクリル水槽を使えば同じ状態になるとは言えませんし、たまたま私の環境だけで発生している要因なのかもしれませんけど、品種改良個体がなかなか生まれない人は、あくまで可能性の一つとして、参考にしてみても良いかもしれません。
欠点は、アクリル水槽は若干値段が高いので30cm水槽でも10000円位で購入していますし、屋外に設置するとアクリルの板に若干の劣化が出てくるので、そこをどうするかになるでしょうか・・・。