ミナミヌマエビの飼育をするにあたってその飼育環境が屋外水槽の場合は、水槽と水だけあればよく、フィルターだけではなく照明すら必要ありませんし、餌も与える必要もありません。
屋外環境であれば、本当に何もしなくてもミナミヌマエビを飼育する事ができます。
屋外水槽の環境の中で、ミナミヌマエビが勝手に繁殖してくれることになるのですが、室内水槽の場合はそうはいきませんので、フィルターや照明などが必要です。
また、底面ろ過フィルターを設置している場合などのように、状況によりエアレーションも必要になりますし、殆どの方はエアレーションを行っている環境で飼育しているはずです。
エアレーションというのは、エアーポンプを使って水槽の中に空気を断続して送ることのことを言い、ブクブクといった泡が水槽の中で出ているのを見た事がある人も多いかと思いますが、まさにそれがエアレーションになります。
エアーチューブはどこのメーカーの商品でもあまり変わらない。
エアレーションの際に必要になるエアーチューブに関しては、別にどこのメーカーの商品を使ってもそれほど変わりはありませんから、好みの問題になるのでしょうけど、色は白系、黒系に分かれますから、それで判断する程度でしょうか?
ただ、長期間利用していると、あまり質がよくないエアーチューブはかなり固くなる傾向にありますので、なるべくソフトで安定した品質のエアーチューブを求めるとなると、価格的なバランスを考えても、スドーのエアーチューブがお勧めできます。
基本的にスドーのエアーチューブであっても、水中に浸している部分に関してはかなり固くなってきますから、その場合は先端をハサミで切断してトカゲの尻尾のように捨てていくような管理方法になります。
水槽のメンテナンスなどで、一度外したエアーチューブは大変固くなっていますから、それを再利用するのはなるべく避けたほうが良いですからね。
底面フィルターやスポンジフィルターに必須なエアーポンプ。
また、底面フィルターやスポンジフィルターを水槽の中に設置する際には、必ずエアーポンプが必要になりますから、その時点でエアーポンプを必要な台数設置しないといけません。
ただ、相当なエアーの出力が要求される大型水槽であったり、プレコ用の水槽でない限りは、一台のエアーポンプの出力を2つから5つ程度に分岐させるジョイントがありますから、必要に合わせてジョイントを使うと全体的な節約になります。
一台のエアーポンプで5つのスポンジフィルターを利用できる訳ですから、かなりの節約になるのですけど、当然出力はかなり落ちますので、適切なエアーが出力されているかを確認する必要があります。
大抵は2つまでの分岐ジョイントにしておいたほうが安定してエアーの出力ができますし調整が簡単なのでお勧めできます。
分岐が3つ以上の分岐ジョイントになると、一箇所調整するとその他の箇所も全て調整しないといけなくなりますので、慣れていない方にはあまりお勧めできません。
一番お勧めのエアーポンプは水作の水心SSPPー3S。
エアーポンプといっても結構沢山の商品がある為、どれを買っていいかわからない人もいるかもしれませんが、一番お勧めできるエアーポンプは断然、水作の水心シリーズになります。
水心は音も静かで耐久性も高く、デザイン性にも優れていて、他のメーカーのエアーポンプと比較しても優れている点しか見当たらず、最も売れているエアーポンプですから、交換部品も豊富にあります。
ただし、水心の交換部品は新品を購入するくらいの金額設定にされている為、交換部品を購入するなら、新品で水心を購入した方が良いので、交換部品を購入する場合は環境問題を意識している場合くらいになるでしょうか?
水心シリーズには3種類の商品があるのですが、一番費用対効果に優れて音の静かなエーアポンプがSSPP-3Sになり、エアーの調整も出来ますので、音がきになる場合は静かにできますから、汎用的に利用することができます。
大型水槽には水心SSPP-2Sで一番安いSSPP-7Sはお勧めできません。
SSPP-3Sは大抵60cm位の水槽で利用することを想定されていますから、動作音は極めて静かなのですが、それでは出力が足りない場合があります。
その際には、SSPP-3Sを大型にしたSSPP-2Sを選択すれば、かなりの出力を得ることが出来るのですが、騒音が一気に大きくなる為、リビングや寝室での利用を考えた場合は、あまりお勧めはできません。
一番安い、SSPP-7Sの場合は、エアーの調整が出来ない固定タイプですから、騒音の調整も出来ないことを意味しますので、これを購入するくらいなら、SSPP-3Sを購入した方が絶対良いと言えます。
ミナミヌマエビの飼育をする際に、エアーポンプが必要になれば、水作の水心シリーズを購入しておけば、長期間において安定して利用することが可能です。
他のエアーポンプなら1年、2年で内部部品が壊れることが多いのですが、水心の場合は3年以上利用できることも普通ですから、最初は高く感じても結果的に安くなるということです。