屋外でエビを飼育するにはどうすれば?|基本は放置でOK

ふとしたことでエビの飼育をしたいと思った際に、事情で室内に水槽は設置できないので、屋外に睡蓮鉢などを設置して飼育を予定している人が最初に考える心配といえば、屋外でエビの飼育をするにはどうすれば良いかになるのではないでしょうか?

これまでエビの飼育をしたことがない人であれば、エビというのは魚よりも未知な部分が多い生き物になるでしょうから、どのようにして飼育をすれば適切なのかが分かりにくい部分もあるため、そちらについてご説明します。

 

 

日本に元々生息している淡水のエビなら屋外放置で構いません。

 

エビを飼育する際に飼育が容易なエビといえば、ご存知ミナミヌマエビがその代表的なポジションになるのでしょうけど、繁殖などを考えない状態で、純粋な単独飼育のみで良いのであれば、ヤマトヌマエビやスジエビなども同様に放置飼育で構いません。

ただし、飼育と繁殖を考えた場合で屋外飼育をしたい場合は、もはやミナミヌマエビが最適な選択肢になりますし、メダカなどを後々同じ環境で飼育するのであれば、必ずと言っていいほどミナミヌマエビを無条件にて選択することになります。

スジエビに関してはかなり攻撃的なエビになりますのでメダカなどを襲ったり、他のエビを襲ってしまうので単独飼育が基本になりますし、ヤマトヌマエビに関してもミナミヌマエビやメダカを襲うこともあり繁殖は大変難易度が高いエビになります。

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レッドビーシュリンプなどの外国産のエビの屋外飼育は難しい?

 

現在、淡水系のエビで人気が有る種類といえば、ご存知レッドビーシュリンプが価格も割高で専用のエサとかソイルなどがたくさん販売されている通り、このレッドビーシュリンプの商業的価値が高いため、ミナミヌマエビよりも上位的な扱いになっています。

しかし、こちらのレッドビーシュリンプは元々日本にいたエビではありませんので、室内環境ならともかく、屋外環境にて長期間にわたって飼育を行うことは事実上不可能に近い部分もある事や、このエビの水槽には必ず水槽クーラーが設置されている事から水温には大変敏感なエビであることが分かります。

ですから、レッドビーシュリンプなどの外国産のエビを日本の屋外環境で飼育する場合、通年を通しての飼育は厳しいので、水温が適切な25度から28度位になる期間中であれば、その期間は屋外にて飼育をすることができると言えます。

 

 

海に生息しているクルマエビなどの屋外飼育はさらに難しい?

 

相談されることがあるのですが、淡水ではなくて海水の領域に生息しているクルマエビや伊勢エビの屋外飼育は可能なのか?、と言った話が出てくることがあり、その際に回答している内容としては、可能ですけど相当なコストがかかりますと回答します。

クルマエビや伊勢エビなどを飼育する場合は、大型水槽や水槽クーラー、クルマエビなら昼間は潜るための砂地が必要になり、基本的に夜行性ですから照明管理も重要になる関係上、どうしても管理されたコストのかかる飼育をせざるおえなくなります。

クルマエビ等は、ミナミヌマエビのように気軽に屋外で飼育できる類のエビではありませんので、海水に生息しているエビに関心がある場合は、最初から室内環境を用意しておき、難易度が低いテッポウエビやサラサエビの飼育から始めるのが無難です。

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