夏場になるとあまりに増殖するので公害のような状態になってしまい、嫌われることが多い浮草といえば、ご存知ホテイアオイになる訳ですが、本当にこの浮草の繁殖力は爆発的で、屋外の水槽では毎週増えすぎたホテイアオイをゴミとして処分する位です。
しかし、ホテイアオイが何故か枯れてしまうって人がいて、結構相談されることがあるんですが、その原因といえば、ほぼ間違いなく、赤色の害虫アブラムシが原因なのですが、それを知らない人も多く、それに気が付かないままホテイアオイが枯れる訳です。
原因がわかっていれば対策方法はとても簡単で、水槽がドブ化して、死の水槽にでもなっていない限り、あのホテイアオイが夏場に枯れるということはなくなりますので、誰にでも簡単にできる、夏場にホテイアオイが枯れてしまうのを防ぐ方法のご説明です。
防風ネットでホテイアオイが枯れるのを害虫から防衛。
夏場に大増殖をするはずの、ホテイアオイが枯れてしまうのを防ぐには、ダイソーで100円で売られている防風ネットってのがありますから、それを購入して水槽にかぶせるだけで、ホテイアオイに赤色のアブラムシが大発生して枯れることがなくなります。
とても簡単で、笑ってしまうくらいなんですが、元々、ホテイアオイに赤色のアブラムシが増殖する理由は、勝手に発生する訳ではなく、水槽に集まってくる昆虫や雀等の野鳥の体に付着してやってくる訳で、自然発生するものではないので対策も容易です。
水槽に防風ネットをしていない状態だと、屋外の水槽では24時間に渡って、昆虫や野鳥が集まってくる状態なので、赤色のアブラムシのような害虫もそれに合わせてやってくる事になりますが、防風ネットはとても優秀なので、それを簡単に防いでくれます。
見た目がイマイチ悪くなるのが防風ネットの最大の欠点。
ダイソーの防風ネットは大変優秀で、100円でそれなりのネットが売られていますし、1枚買えば大抵の水槽全体を覆うことが出来ますから、可能であれば屋外の水槽には普段は掛けておいたほうが良いのですが、最大の欠点は見た目がイマイチになる事です。
外見と実益のどちらを取るのか?、それについては個人差がありますので、防風ネットなんて絶対に必要ないと主張する人、防風ネットはあった方が良いと主張する人、それぞれなんですけど、屋外の水槽は普段常に鑑賞している訳では無いのがポイントです。
野鳥や昆虫というのは、想像以上に汚いというか、特にスズメは空を飛ぶドブネズミと言われているくらいなので、屋外の水槽がスズメに目をつけられてしまうと、その一体が勝手に縄張りにされてしまい、害虫が大発生するあまり良くない場所になります。
防風ネットで害虫を防ぐと今度は増えすぎて困ります。
赤色のアブラムシが大量に発生すると、そのホテイアオイ全体をコロニーとして、大量の卵を産み付けて大繁殖しながら栄養を吸い取っていくので、最終的にはそのホテイアオイは茶色くなり、真っ黒になって枯れてしまうので、寄生させないことが重要です。
赤色のアブラムシにホテイアオイが寄生されてしまった場合の対処方法は他のページで書いているのでそちらを参考にして頂きたいのですが、黒くなってドロドロになってしまうと回復はもう無理ですが、初期の段階なら何とか完全駆除できるので駆除します。
防風ネットを屋外の水槽に取り付けると確かに赤色のアブラムシはよってこなくなるんですけど、今度はホテイアオイが増えすぎて水面を覆い尽くして困る状態になり、終末にある程度のホテイアオイを処分しないと水槽が崩壊するので注意が必要になります。