ホテイアオイが黒くなって枯れそうな場合の復旧方法

ホテイアオイが茶色なったり黒くなったりしているのですが、大丈夫なのでしょうか?、元通りの緑色にする方法はないのでしょうか?と言ったご質問を頂きましたので、ホテイアオイが黒くなった状態とそれを回復する方法についてご説明いたします。

最初に、ホテイアオイが黒くなったり茶色くなったりしている原因ですが、これは枯れてきているか、枯れそうになっている状態であり、そのまま放置しておくと確実にどろどろになって水槽の中で溶けてしまいますので、早めに対策をする必要があります。

 

 

ホテイアオイが枯れてしまっても安いのでまた購入すれば良い?

 

ホテイアオイ自体は一株100円位でホームセンターで売られている水草なので、別に高価なものではありませんから、枯れてしまってもまた新しく買えばよいのですが、長期間に渡って育成していると強い遺伝子を持ったホテイアオイが生まれる事もあります。

通常、ホテイアオイは日本の寒い冬は越冬できないと言われていますが、バケツに入れた状態でテカテカとした緑色の葉っぱを付けたまま越冬させることが出来たり、その育成している環境に合わせた強い子孫が誕生することもありますので色々と楽しいです。

ですから、ホテイアオイは確かに安い水草なのですが、長期間に渡って育成することにより、その環境に合わせた子孫が誕生してくる可能性があることを考えると、毎回使い捨てで育成をするよりも、同じ個体を末永く育てた方が育成もしやすくなります。

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屋外でホテイアオイが黒くなっている原因はアブラムシなどの害虫。

 

屋外でホテイアオイが黒くなっているとか茶色くなっている場合、大抵はアブラムシなどの小さな害虫が大量発生していることが多くて、ホテイアオイに寄生しながら栄養を吸い取りつつホテイアオイが枯れるまでそこで繁殖をし続けているのが原因です。

このアブラムシなどの害虫は大変小さいため、普通に育成していると気が付かないことも少なくないのですが、白っぽい蜘蛛の巣のようなモノが付着しているとか、ホテイアオイが茶色くなって、次第に黒くなっている場合は大抵アブラムシなどの害虫です。

この場合の対策方法としては、バケツに水道水などを入れて、その中にホテイアオイを入れて上からおもりを付けて数日沈めておけば、アブラムシ等の害虫は全滅しますので、それで駆除が可能ですが卵はまだ生き残っている可能性があるので要注意です。

害虫の卵は想像以上に強い場合がありますので、数日後にまたアブラムシ等の害虫がホテイアオイの上で確認できた場合、何度かバケツに数日沈める方法で繰り返し対処していけば、そのうちアブラムシはいなくなりますので全てのホテイアオイに行います。

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室内でホテイアオイが黒くなっている場合は光量不足が原因。

 

屋外とは異なり、室内の水槽にホテイアオイを浮かべている場合、最初からアブラムシなどの害虫が付着していない限りは絶対にアブラムシが発生する事はありませんので、その状態でホテイアオイがかれている場合は単純に照明の光量不足が原因になります。

知らない人も多いのですが、ホテイアオイは相当強い光を必要としていて、一般的な室内の水槽に設置する照明では1ヶ月後には枯れて溶けてしまう位なので、メタハラのようなミドリイシの育成も可能な強力な照明でもない限り室内での育成は難しいです。

この場合の対処方法はとても簡単で、屋外の水槽にホテイアオイを移動させるだけなのですが、あまりにどろどろに溶け始めているホテイアオイの場合はそれでも復旧できない場合がありますので、茶色くなったり黒くなっているのを見たら早めに対処します。

ホテイアオイが黒くなっていたり、茶色くなっている場合、屋外の水槽に移動させることになるのですが、その際には荒木田土を敷きつめた水槽を用意しておくとかなりの確率で復旧させることが出来ますので、ホームセンターで荒木田土を購入しましょう。

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