メダカやミナミヌマエビの餌にハンバーグを与えても大丈夫なの?

メダカやミナミヌマエビの飼育をする際にハンバーグを餌として与えても良いですか?と質問を頂いたのですが、多分、これってディスカスにハンバーグを与えている話を聞いて、メダカにもハンバーグを与えてよいのか?と純粋に疑問に感じたのでしょうね。

ディスカスという魚はかなり特殊であり、価格も高くて見た目も堂々として美しく高級な熱帯魚として知られている魚で、ディスカスを健康に大きく育てるために専用の餌が沢山用意されていて、その中にディスカスハンバーグと呼ばれている餌もあります。

その為、魚の餌にハンバーグを与えているの?、と疑問に思う人も多いでしょうし、ディスカスは初心者の方が飼育するような魚ではありませんので、飼育自体をしたことがない人が殆どでしょうから、疑問に思っても仕方がないのは当然だと思います。

 

 

ディスカスハンバーグは動物性の原料で作られている餌のことです。

 

通常、魚の餌と言えばメダカの餌のような粉末の餌やタブレット上の餌が多いのですが、動物性の餌も用意されていて、アカムシや粉末のミジンコなど、色々な餌があるのですけど、ディスカス用の餌としては牛肉を使ったハンバーグが確かに存在します。

ただ、ディスカス用のハンバーグというのは、人間が食べる牛肉ミンチやつなぎを合わせて作ったようなハンバーグではなくて、牛肉を使って形成されている餌なので見た目が焼く前のハンバーグのようにみえることから、ディスカスハンバーグなのでしょう。

ディスカスハンバーグにも色々な原材料が使われていて、必ず牛肉(ハツなどの部位)を使って作られているわけではなくているのですが、牛肉を使っている餌は普通の魚には与えないほうが良いですから、メダカやミナミヌマエビには与えない方良いです。

 

 

何故ディスカスにはハンバーグのような特別な餌があるのか?

 

ディスカス以外の魚でハンバーグと呼ばれている餌があるのは見たことがないのですけどディスカスにハンバーグのような餌が用意されている理由は、ディスカスの幼魚は大変飼育が難しくて落ちやすいため、急いで成長させた方がよく大きくしたいからです。

その為、通常の餌よりも栄養価が大変高いディスカスハンバーグを積極的に与えて、ディスカスを大きく強く育てたいので、ディスカスハンバーグを与える事になるのですが、必ずしもこの餌を与える必要はなくて飼育者によって賛否両論の餌になります。

何しろ自然界にはディスカスハンバーグのような餌は存在していませんし、ディスカスが牛肉を食べることもありませんので、通常のアカムシを与えればよいという人や、病原菌や水質汚染の問題があるので、ハンバーグを使いたくない人もいらっしゃいます。

 

 

ディスカスに興味を持ったらメダカの飼育から始めるのがお勧め。

 

元気に育ったディスカスは大変大きくターコイズ(青色のディスカス)等は見た目も綺麗で泳ぎ方もゆうゆうとして水槽の中で泳いでいますので、大きな水槽でそれを見たら興味をもつ人も多いのですが、初心者がいきなり飼育をするのはお勧めできません。

ディスカスの飼育は特にペットショップで売られている幼魚期の頃が大変難しくて、落ちやすいうえに、水質管理や温度管理などもシビアであり、最終的には90㎝水槽以上が必要になりますので、メダカのように気軽に飼育はしないほうが良い魚なのです。

メダカの飼育と繁殖をしていて、基本的な知識がある人であれば、後は財布のお金と相談して、水槽の設置場所が確保できるのであればディスカスの飼育にチャレンジしてもよいのでしょうけど、ディスカスハンバーグは必須ではありませんのでご安心を!