日本には数種類のドジョウが野生に存在していますが、その中でも飼育が容易で入手も容易で見た目も綺麗なドジョウと言えば、シマドジョウが有名な訳ですが、普通のマドジョウと比較すると、模様が綺麗で、熱帯魚チックな出で立ちなので人気があります。
ちなみに日本固有のドジョウの中で最も綺麗で人気があるのがアジメドジョウになるんですけど、アジメドジョウは清流のイワナやアマゴが生息する環境に住んでいるとても綺麗な環境好きなドジョウなので、飼育難易度が高く、水槽クーラー必須になります。
シマドジョウは、見た目がアジメドジョウと似ているので、知らない人が見たら区別がつかないことも多いんですけど、実際にシマドジョウを飼育している人であれば、見れば直ぐに違いを識別できますし、シマドジョウは飼育環境も極めて低コストです。
シマドジョウが餌を食べない?原因と対策方法。
そこで、友人からシマドジョウが餌を食べなくなったけど、原因と対策方法を教えてほしいとの相談を受けたのですが、シマドジョウが餌を食べなくなった原因は、同じ餌ばかりで飽きてしまっているか、水槽の環境が悪化しているか?、大抵はどちらかです。
ドジョウは大食感で、餌を見れば直ぐに食いつきますし、シマドジョウも例外なくその系統なので、いつも餌をガツガツ食べていたシマドジョウなのに、何故か餌を入れても全く見向きもしない場合、餌を交換してみて、暫く様子を見るのがお薦めですね。
普段、アカムシやひかりクレストキャット、ザリガニの餌等の動物性の餌を与えていれば、今度はプレコタブレットやドジョウの餌、レッドビーシュリンプの餌などを入れてみてそれで食べているのであれば、暫く違う餌を与えながら、様子を見て判断します。
水槽の水質が極端に悪化している場合は直ぐに対応。
シマドジョウが餌を食べなくなる原因として、水槽の水質が悪化してしまい、シマドジョウが餌を食べる以前に、生存の危険に晒されている場合もありますので、その場合は、水換えを暫くは数日間繰り返し、ろ過フィルターのパワーアップを行います。
ドジョウは汚れた水質に大変強く、生命力も強い魚ですが、水槽という小さな密室環境の場合は、ドジョウの限界を超えて水質が悪化してしまうこともありますし、その場合はさすがのドジョウも耐えきれなくなりますので、水換えとろ過フィルターで対応。
シマドジョウも、結構水を汚す魚になりますので、メダカを飼育している感覚で放置で水槽の限界を超えた飼育をしてしまうと、ある日突然餌を食べなくなり、そのまま放置しておくと、白点病になったり、寄生虫がくっついたりして、そのうち死にます。
原因がよく分からなければ屋外で新規水槽を立ち上げる。
それでもシマドジョウが餌を食べない原因がよく分からない場合、日本固有種である特性を利用して、飼育しているシマドジョウを一旦、外に出して、新しく立ち上げた水槽に移動をして、飼育をすると、次第に状態が改善する場合がありますので要検討です。
屋外というのは、太陽の強烈な日光がありますので、発泡スチロール等の水槽であれば、ドジョウを10匹程度入れておいても問題はなく、ろ過フィルターも必要ありませんし、荒木田土を使えることもあり、より田んぼに近い状態を作ることが出来ます。
室内から屋外にシマドジョウを出すのはとても簡単で水槽の水ごと移動させれば、水合わせの必要すらありませんから、ドジョウがジャンプで脱走しない状態にした後、屋外に移動させて太陽の光を当てつつ、荒木田土の水槽で餌を食べるか様子をみましょう。