最近、プレコやオトシンが餌を食べなくなったけど病気なの?、と言った相談を受けることが多いんですが、この時期になるとプレコやオトシン等に限らず、それまで餌をバクバクと食べていた、魚が急に餌を食べなくなるって状態になることがよくあります。
その原因は、一概にこれですとは言えませんが、水温が上昇することにより、ろ過フィルターのろ過能力が追いつかないほどに飼育水が汚れてしまい、その影響でプレコやオトシン、熱帯魚等の餌の食いつきが急に悪くなることが多く、その対策を行います。
飼育水は水温が高くなるほど汚れやすくなりますし、一年中同じ感覚で餌を与えていると、ついつい水温が高い程、餌の食いつきが良くなるので、急激に飼育水が汚れてしまい、いつの間にか限界を超えて水質が悪化していき、魚の食欲がなくっていまいます。
最近プレコやオトシンが餌を食べない?原因と対策方法。
水槽の飼育水が汚れる最大の原因と言えば、実は餌のやりすぎによる飼育水の悪化になりますし、それに合わせて大量の餌を食べたプレコや熱帯魚がそれに比例するフンをしますし、プレコのフンは半端ではないので、あっという間にろ材が目詰まりします。
ですから、最近プレコやオトシンが餌を食べないな?とか、ついでに熱帯魚も餌を急に食べなくなったのであれば、水質が悪化している可能性がありますので、ろ過フィルターの中身をチェックして、極端に汚れていないか?、目詰まりが無いかを確認です。
後は、多めに水換えをすれば、汚れた水が一気に新しい水と入れ替わりますので、そのまましばらく、定期的に水換えをしていくと、次第にプレコやオトシンが餌に食いつくようになりますから、それで様子を見て、それでも食いつかないなら餌を変えます。
熱帯魚の中でもプレコやオトシンはグルメで有名。
数ある熱帯魚の中でも、プレコやオトシン等の吸い付きナマズはグルメな種類が多いので定期的に餌を変えて育てることもありますから、もし、ずっと同じプレコタブレットだけを与えているのであれば、他のメーカーのプレコの餌やコリドラスの餌がお勧め。
インペリアルゼブラプレコ等は植物性のプレコタブレットだけでなく、冷凍アカムシもバクバク食べるのですが、プレコによっては植物性の餌を好む種類も多く、オトシン系に関しては基本的には植物性の餌を食べますから、メーカーや種類を変えてみます。
他にも寿命で弱っているあるなどもあるかもしれませんが、プレコやオトシン系は寿命が極端に長く、10年以上も普通に生きる個体もありますし、メダカやエビのように数年で死んでしまうこともありませんから、そちらはあまり考えなくても大丈夫です。
実は熱帯魚のプレコは高水温に弱い種類も多い?
プレコやオトシンは基本的にはアマゾン川などに生息している熱帯魚なので、日本の夏場の高水温にも強いってイメージがあるかもしれませんけど、実はプレコの仲間は清流生きに生息している個体も多く、日本の夏場の高水温には適さない個体も多いのです。
インペリアルゼブラプレコ等はその有名な例で、シングー川の上流域の流れが極端に強い場所に生息しているので、水温は25度前後が基本で、それ以下でもそれ以上でもあまり適さない状態になることが多いので、水槽クーラーをつけている人が結構います。
ただし、水槽クーラーは最近、特に値上がりをしている飼育器具なので、高すぎて購入できない人もいますから、その場合は、強力な水中ポンプを取り付けてガンガン水流とエアーを発生させれば、プレコにとっては過ごしやすい環境に変えることが出来ます。
ちなみに、プレコが安心するような水流を水槽内で発生させると、水草は吹き飛んでしまいますし、メダカやエビなどは過労で死んでしまいますので、それが嫌だって場合は、水槽クーラーと水槽ヒーターを取り付けて、常時25度にすれば安定します。