商売でテナガエビの養殖をしたい?お勧めしない理由

友人からテナガエビの養殖をしたいけど、どうすればよいのか?といった相談を受けたんですが、結論から言えばテナガエビの養殖を商業ベースで新規で開始するのは、税金対策でやる以外は全くお勧め出来ませんし、かなり広い土地(池)が必要になります。

そもそもですが、テナガエビは養殖をしても商業ベースで利益を出すことは難しく、もし、テナガエビが商業ベースで養殖できるのであれば、既に東南アジア等のエビの養殖業者がテナガエビの養殖をしているはずですが、そんな業者は聞いたこともないです。

東京でしたら、奥多摩とか小菅村などでテナガエビのメニューを出していますけど、それでも、テナガエビの場合は常に唐揚げだけであり、クルマエビとかブラックタイガー等のエビのように豊富なレシピがある訳でもなく、生でも食べれないという現実です。

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商売でテナガエビの養殖をしたい?お勧めしない理由。

 

ですから、テナガエビを商業ベースで養殖する新規事業を立ち上げたとしても、投資した金額を回収できて、利益を出せる状態になるとは思えませんので、どうしてもやる場合は、常に赤字でも構わないくらい、他で利益が出ている人のみがチャレンジ可能。

もちろん、趣味でテナガエビの養殖をするのでしたら、赤字でも構わないのでしょうけど、10年、20年と継続しても利益が出る見込みが極めて低いこと、それなりに広い土地で、溜池のような工事をする必要があること、それに伴う固定資産税など・・・。

更に問題点を言えば、テナガエビは体が大きく、共食いなども平気で行うことから水槽で大量のテナガエビを育てることが出来ませんし、縄張り意識も強く、本気で養殖をするのであれば、東南アジア等の養殖池と同じくらいの土地と設備が必要になります。

 

 

養殖が最も難しいのはゾエア幼生タイプのエビである事実。

 

あと、テナガエビって都内であれば、荒川とか江戸川で簡単に釣れるので、淡水のエビだと思っている人も居るかも知れませんが、ゾエア幼生タイプ(プランクトン)のエビなので、ミナミヌマエビのように、純淡水の閉鎖環境で育てることが出来ません。

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テナガエビがお腹に数千個の卵をぶら下げていても、その卵から孵化してくるゾエア幼生を育てるにはゆっくりとした流れの大きな河川のように汽水域から海水域が必要になってきますから、その育成コストを商業ベースを考えると、かなり費用がかかります。

エビの場合、魚と違って卵を親子体から採取してしまった場合、孵化すること無く、そのまま腐ってしまいますし、テナガエビは大きく凶暴で協調性がないですし、孵化したゾエア幼生は汽水域から海水域でないと育たない・・・、とにかく大変なエビです。

 

 

テナガエビは川で捕まえるのが一番効率が良い?

 

テナガエビの場合、観賞用としての利用価値は殆どなく、食品としての価値も一般的には無いのですが、唐揚げにすると味がよく、ビールのつまみにもよくあいますので、奥多摩とか小菅村などの、清流付近の食堂等や日本料理専門店等でしか食べれません。

ただし、都内であれば、荒川とか江戸川等の大きな川に行けば、ポイントさえ知っていれば誰でも簡単かつ、大量に釣ることが出来ますので、テナガエビが食べたい場合は、釣りに行くのが一番効率がよく、自分で養殖をするって選択肢はなくすべきですね。

テナガエビは泥を吐くというか、釣った後に数日ほど餌を与えない状態で、腸内の汚れを全て出してから食べると良いと言われていますが、都内の川はあまりきれいで無いので、小菅村等のように特殊な環境で一定の売上があるなら、養殖するのもありですね。

 

 

小菅村ならテナガエビの養殖をしているかもしれない?

 

小菅村でテナガエビの養殖をしているのか?、よく分かりませんが、普通は寄生虫問題で出せないイワナの刺身を普通に出していたり、テナガエビも常時メニューにありますので、特殊な環境で養殖をしているかもしれませんから、小菅村に行くのもありかな?

商業ベースで考えた場合、テナガエビは唐揚げでしか食べれないというのが、最大のネックであり、テナガエビを買う位なら、ブラックタイガーを買った方が味も良いし、メニューの幅も広がるという現状、これを覆せれば可能性が出てくるかもしれません。



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