既にカレンダーでは7月に入っているので、そろそろ真夏日に差し掛かろうとしている情対になっているんですけど、今年の7月は寒いと言うか、日本全国で大雨が降っている影響なのか?気温が低く、窓を開けていると冷たい空気が室内に入ってきます。
そんな状態ですから、水槽の管理も安定している状態なのか?と思って、水槽の中を確認してみると、なんと、ミナミヌマエビ次々と真っ赤に茹で上がったようになって水槽の中で死んでいるので、最近の暑さのせいで死んでしまったの?と相談を受けました。
大雨のせいで冷たい風が室内にはいってきて気持ち良いと言っても、実際の気温は30度位ですから、水温もそれに比例して上昇をしている訳で、暑さが苦手なミナミヌマエビには致命的な水温上昇になっており、それで全滅しかかっているの?という内容。
7月にミナミヌマエビが次々と死ぬ理由は暑さなの?
実際に水槽を見せてもらったら、確かにミナミヌマエビだけが次々と死んでいるようで、その死体も真っ赤に茹で上がったような状態ですから、高水温に耐えれずにミナミヌマエビが死んでしまった・・・と認識されてもおかしくない状態であると言えます。
これ、実際に水温が上昇しすぎてミナミヌマエビが耐えれなくなって死んでしまったのか?と言えば、水槽を確認する限り、そうではなく、死んでしまったミナミヌマエビは寿命で死んでしまっただけであり、変な病気でも無いし、水温上昇でもありません。
では、何故?7月に入ってから、ミナミヌマエビが一斉に次々と死んでしまうのか?、理由は簡単で、ミナミヌマエビの寿命は1年、2年位と言われていて、環境に大きく左右されるのですが、昨年の7月に生まれたミナミヌマエビが寿命で死んだだけです。
7月頃には大量に稚エビが生まれるので死ぬのも一年後?
大抵、ミナミヌマエビの寿命は1年位で、その間に水温が25度以上になると産卵活動を行い、多くの稚エビを生むのを繰り返して、寿命がきたら死んでしまいますので、昨年の7月に生まれたミナミヌマエビが沢山いて、それが寿命で死んでしまった訳です。
ミナミヌマエビが赤く茹で上がった状態で死んでいる件について、これは水温が28度以上になっていて、それでミナミヌマエビの死体が水槽の中で茹で上がったような状態になってしまっただけで、特に水槽が高温で地獄絵図になっている訳では無いです。
もし、ミナミヌマエビが高水温で耐えれなく位になると、完全に全滅してしまい、水槽内で茹で上がったような状態で死んでしまいますので、パット見で判断ができないかもしれませんが、他の小型のミナミヌマエビは元気に泳いでいるので無問題なのです。
ミナミヌマエビの水槽にも水槽クーラーは必要なの?
今回のミナミヌマエビが7月になってから、何故か次々と死んでいっている原因と対策については、質問者に回答をしたので、これで無事に解決した訳ですが、対策方法については、ろ過フィルターが正しく機能していれば、室温の常温でも大丈夫です。
余程、水温が上昇するような環境ならべつかもしれませんが、水槽を設置する環境に依存する話なので、どうしても夏場の高水温でミナミヌマエビが心配なら、ゼンスイのZC-100α等の水槽クーラーを取り付けておけば、なんの問題もないのでお勧めですね。
ただし、最近は水槽クーラーが値上がりしており、数年前は25000円位で買えたZC-100でも今では4万円以上の予算が必要ですから、簡単に購入できるものではありませんから、どうしても不安であれば、屋外の水量たっぷりの水槽を使えばよいです。
屋外の日陰などにバケツでも発泡スチロールでもよいので、たっぷりと水を入れた水槽を用意しておけば、後はミナミヌマエビと水草を適当に入れて放置しておくだけで、7月からは勝手に増えていくので、室内が不安であれば屋外を使うと予算は0円です。