ミナミヌマエビの飼育をしていると突然水槽の中のミナミヌマエビが動き回る減少を見ることが稀にあるのですが、普段は活発的に動き回ることはなく、水槽の底でツマツマと手足を動かして餌を必死になって食べているミナミヌマエビの七不思議の一つです。
ミナミヌマエビが水槽の中で動き回る原因は色々とあり、最も有名なのが「抱卵の舞」と呼ばれている、一斉にほぼ全てのミナミヌマエビが水槽の中を泳ぎ回る症状であり、この場合は産卵活動を行っている時の行動なので特に問題になることはありません。
抱卵の舞については、ある日突然、水槽の中のミナミヌマエビが水槽の中をグルグルと回るように泳ぎ続ける為、一体何が起こったのか?と驚くかもしれませんが、これはパートナーを求めて繁殖をしている際の行動ですから、翌日には一斉抱卵しています。
水槽の中でミナミヌマエビが突然動き回る原因は欲求不満?
抱卵の舞の際には特に気にすることは何もなく、あえて抱卵活動を止める理由も方法もありませんので抱卵の舞が収まるまで放置しておけばよいのですが、それとは異なり、特定のミナミヌマエビのみが水槽の中で動き回っている状態になることがあります。
抱卵の舞と特定のミナミヌマエビだけが水槽の中で動き回っている状態との違いですが、抱卵の舞の時にはミナミヌマエビ達が一斉に泳ぎ回っており、それと違って泳ぐことなく特定のミナミヌマエビだけが落ち着きなくウロウロしているので分かります。
他のミナミヌマエビはいつも通りに、その場でツマツマと何かを食べ続けているのに、特定のミナミヌマエビだけが泳ぐこともなくソイルの上を高速で移動しているのを見ると、なんだかコミカルで愛着が出てきてしまうのですがこの原因はよく分かりません。
何だかよく分からないけど動きまくるミナミヌマエビの予想。
実際、水槽の中を高速で動き回るミナミヌマエビが何故そのような行動を取っているのかについては、正直って抱卵の舞の時のように100%このような理由によるものですと回答することが出来ないのですが、予測であればある程度立てることは出来ます。
これまで、水槽の中を動き回るミナミヌマエビを調べてみた感想としては、より良い餌場を探して落ち着きなく歩き回っている様子が伺えて、他のミナミヌマエビたちを踏みつけてでも移動する姿はまさに傍若無人と言っても過言ではない位の状況でした。
基本的に、特定のミナミヌマエビが落ち着きなく水槽の中で動き回るケースというのは、恐らくは興奮していて餌場を探しているか、興奮してパートナーを探しているか、いわゆる欲求不満状態になっているのではないか?、と個人的には推測しています。
ミナミヌマエビの欲求不満の解消方法は選択肢が少ない?
人間とは違い、ミナミヌマエビの脳みそは大変小さくて、簡単な危険回避と生存や繁殖の欲求を判断する位の機能しかないのではないか?と思われますが、その中でも何かを食べたいとか、交尾をした言って欲求が強くなると落ち着きがなくなる感じですね。
すごい勢いで水槽の中を動き回るミナミヌマエビの近くにプレコの餌を投入してみれば、他のミナミヌマエビたちを跳ね除けてやってきて、その場で餌を食べ始めることもありますし、少し食べたかと思えばまた急いで落ち着きなく動き回ることもあります。
人間の場合は欲求不満になっても色々な解決方法があり、お金があればなんでも出来ますけど、ミナミヌマエビの場合はそうはいきませんので、その場でじっとしていてもストレスが溜まるだけなら歩き回って餌やメスを探した方が効率も良さそうです。