ミナミヌマエビの飼育をしていると、どのような管理法を持ってしても不老不死の生き物ではありませんから、必ず寿命や病気、先天性の疾患、他の生き物に食べられる等で死んでしまいますし、管理法に問題があれば、当日に死んでしまうこともあります。
このミナミヌマエビが死んでしまう際の症状で、稀に真っ白い状態になって死んでいることがありますので、そのミナミヌマエビの死体を見た際にはなんでこのエビだけ真っ白になって死んでいるんだろう?、まさか変な病気に感染した?と不安になります。
通常、ミナミヌマエビが死んでしまった場合は、そのまま少しずつ色が変色していき、茹でたエビのように赤色になって死んでいく訳ですが、何故か真っ白い状態になって死んでしまうミナミヌマエビが稀にいて、なんでこのエビ白いのかな?と思いますね。
ミナミヌマエビが白くなって死んでしまう原因はストレス?
ミナミヌマエビが真っ白い色になって死んでしまう原因ですが、死体を正式に解剖分析をしたことがないので、正確な原因は断定できないのですが、プレコなどで同様に真っ白になって死んでしまうケースとしては重度のストレスが関係している事が多いです。
専門機関で分析をすると試薬だけでも1回10万円位の高額な薬品類も多く、専用のハードウェアの費用なども高額になり10万円、20万円では予算が足りませんので、ミナミヌマエビの死体の検査は流石にできませんが、興味がある人はやってみて下さい。
確実にストレスが原因で死んでしまったミナミヌマエビの体が真っ白になって死んでしまうという訳ではなくて、これまで色々な生き物を飼育している経験上、真っ白になって死んでしまうプレコは特に強烈なストレスに晒されて死んでしまった個体でした。
必ずストレスが原因というわけではありませんが可能性の一つ。
ネット上で公開する以上、ミナミヌマエビの死体が真っ白になるならその原因を正確に特定して、何故?総断定できるのかを説明しないといけませんので、100%の断定が出来ていないというよりも、費用が勿体無いのでやっていない以上、あくまで予測です。
その予測、いわゆる可能性の一つとして、ミナミヌマエビが白くなって死んでしまう原因はストレスではないか?との判断になるわけで、もしその原因が伝染病等の危険なものであるなら、そのまま死体を放置しておくと他のミナミヌマエビも死ぬはずです。
しかし、白くなって死んでしまったミナミヌマエビの死体を放置していても、他のミナミヌマエビやレッドビーシュリンプ、メダカやランプアイ、ピンクラムズホーンやオトシン、プレコ等に悪影響は全く無いようなので、病気や寄生虫ではないとの判断です。
深海のエビなどは真っ白い体をしていますがあれはワックスです。
マリアナ海溝等の深海で生息しているエビの死体や標本を見たことがある人なら、真っ白いエビは元々白いのでは?と思うかもしれませんが、深海のエビの体はワックスが構成されていることが多くて、淡水のミナミヌマエビとは全く体の構造が異なります。
深海のエビは10000メートルの水圧にも耐えられる特殊な体をしており、恐らく地上に持ち帰って飼育をするのは大変困難ではないかと思いますけど、ミナミヌマエビの体が特殊個体でワックスで構成されているって個体は見たことがありませんからね。
ミナミヌマエビのようなワックス成分が含まれていない淡水エビが死んでしまった場合に色が真っ白になっているのを見ると病気を疑って水換えを徹底したりする人も居るかもしれませんが、それは問題がなくて、ストレスで死んだ可能性が高いと思います。
これに関しては100%の断定結果を出しているわけではなくて、あくまでこれまでの飼育経験上のカンになりますので、気になる人は専門機関に相談をして、白いミナミヌマエビの死体が確認出たら100万円単位の予算をかけて調べてみるのもありですね。