ミナミヌマエビの調子はどうかな?と思いつつ水槽をみてみると、ミナミヌマエビがシャア専用モビルスーツみたいに、赤色になっているので、突然変異では?と期待していたら、翌日に水槽をよーくみていると、赤くなっていたミナミヌマエビが死んでいた!
まれに、この相談をされることがあるんですが、結論から言えば、ミナミヌマエビが突然赤色になっていると、それは死の宣告であり、翌日にはひっくり返って死んでいる事が多いと言うか、これまでみてきた赤色になったミナミヌマエビは全て死んでいます。
特に特徴がないミナミヌマエビが、突然変異で赤色になって、そのままレッドビーシュリンプのような綺麗な色で固定化できれば、飼育も繁殖も容易で常温で放置飼育も出来ますから、もしかしたら進化している?という期待を持つかもしれませんが・・・。
ミナミヌマエビが赤色になっている?死の宣告状態。
何故?突然赤色になったミナミヌマエビは翌日死ぬのか?、これについては確実な原因は分から無いですし、何故赤色になるのか?についてもよく分かっていないってのが現状で、とにかく赤色になったらミナミヌマエビが確実に死ぬってのしか分かりません。
では、どうすればミナミヌマエビが突然赤色になるのか?、についても、よく分かっておらず、ある日突然体が赤色になっていて、その辺をウロウロしている状態になるのですが、動きが遅くなっているのは目に見えて分かりますから、死ぬ寸前でしょうか?
何でもそうですけど、生き物は死ぬ間際が最も美しくなるって話がありますから、普段は透明なボディーのミナミヌマエビであっても、最期に綺麗な赤色な体になって死んでいくのであれば、まあ、何かしらのメッセージなのか?、本当に謎が多い生き物です。
赤色に?水温が高すぎて茹で上がっているだけでは?
ミナミヌマエビは日本原産の淡水エビですが、高水温には強いエビではないので、水温が30度を超えてしまうと危険水域になってしまいますから、それ以上の水温上昇になってしまうと、茹で上がってしまい、よくある湯でエビのような状態になり死にます。
ですから、ミナミヌマエビが突然赤色になったの?、それは水温が上昇してしまって茹で上がって死んでしまったのでは?って話になることもありますが、突然にミナミヌマエビの体が赤色になる際の水温を調べてみると、大抵が27度前後になっていました。
水温が27度であれば、通常、ミナミヌマエビが茹で上がって死んでしまう危険水域ではなく、普通に飼育繁殖が行える適正な水温であり、水槽内の他のミナミヌマエビ達は全く問題なくいつも通りなので、水温上昇で茹で上がって死ぬ訳でも無いようです。
赤色のミナミヌマエビを固定化出来たら世界が変わる?
ミナミヌマエビが当然変異で赤色になりそれを固定化して、更には選別改良を行う繁殖をしていった場合、もしかしたらレッドビーシュリンプのような紅白のミナミヌマエビになるのかな?と期待をしていますけど、レッドビーシュリンプも最初は地味でした。
元々は、香港に生息していたビーシュリンプという、小型のミナミヌマエビな淡水エビを飼育していた人が、突然生まれた赤色のビーシュリンプの改良を行い、全体的に紅白になるような個体の繁殖に成功してから、一気にこのエビの人気がブームになります。
ミナミヌマエビも突然変異により、真っ赤な色の個体が生まれて、それを固定化していけば、飼育も容易なので、それなりのブームになるかもしれませんけど、普通のミナミヌマエビが突然赤色になるというのは、やはり、死ぬ前のメッセージなのかもですね。