今年は新型コロナの影響で、これまでとは異なる6月を迎えていますが、屋外に設置している水槽を見てみると、ミナミヌマエビが全滅している水槽がありましたので、今年も夏が来たか!って感じなんですけど、気温は30度になっているので死ぬ訳です。
ミナミヌマエビは水温30度位では簡単に死んだりはしませんが、屋外に設置している水槽の場合、水量が少ないと気温が30度になると水温は太陽光直射等の影響で40度に達することもあり、この季節になると、水槽の飼育水も凄まじい勢いで蒸発をします。
なので、暫く放置していて水量が元々多なく、大磯などの黒っぽい砂利を敷き詰めている水槽の場合、その影響で水温が短期間で上昇をして、ミナミヌマエビが耐えれない限界水温を超えてしまい、水槽内のミナミヌマエビが真っ赤に茹で上がってしまいます。
今年も屋外飼育のミナミヌマエビが大量死してた!
暫く屋外の水槽は管理できなかったので、全てではありませんが、飼育水が大幅に蒸発してしまっていて、気がついたらミナミヌマエビは湯でエビになって全滅、メダカは既に全滅していたような状態でしたから、このような悲惨な状況を避けて頂きたいです。
対処方法はとても簡単で、水量を危険水準よりも少なくしないことであり、特に他には注意点はなく、定期的に水槽をチェックして、飼育水の蒸発が激しい水槽があれば、直射日光を避けるように日陰を作るか、定期的に水道水を継ぎ足すだけで大丈夫です。
本当にこれだけなんですけど、忙しくなった時や、長期間自宅を留守にする時等、室内の水槽なら問題はないのですが、屋外の水槽の場合、6月から9月の期間は凄まじい太陽光の影響がありますので、対処方法としては日陰を作っておくのが一番ですね。
仮に大量死しても何度でも蘇るミナミヌマエビ。
ミナミヌマエビについては、レッドビーシュリンプ等は異なり、何度全滅をしても、この時期であれば直ぐに復活が出来ますし、水槽が足りなる位なので、特に全滅しても問題はないのですが、6月からのミナミヌマエビの繁殖力は桁違いの凄さになります。
ただし、水槽の容量限界を超えて、ミナミヌマエビは繁殖をすることが出来ず、弱い個体が死んでいき、他のミナミヌマエビの餌になり、結局は水槽で生存できる良い個体数になりますから、そういった余剰繁殖の状態になっているミナミヌマエビを使います。
それで、今回も急激に気温が上昇して太陽の位置が変わった事により、飼育水が蒸発してしまい全滅した水槽に他の水槽から10匹前後のミナミヌマエビを引っ張り込んで、新しくこの水槽で飼育をすれば、全てをなかったことにできるのもミナミヌマエビ。
ミナミヌマエビは知らない間に大量死している?
今回のように急激に気温が上昇して、太陽光が強くなるなど、夏到来の季節になって、水槽の飼育水が一定水準よりも下回った場合、あっという間に屋外の水槽の飼育水が蒸発してなくなり、久々に水槽を見たら、ミナミヌマエビが干上がって死んでいた・・。
初めてこの状態を見たらショックを感じる人も居るかも知れませんが、実は水槽内でミナミヌマエビは水温が25度を超えると爆発的に繁殖を繰り返し、その殆どの稚エビが常に大量死していて、飼育者が気が付かないだけですのであまり気にしないことです。
複数の水槽で分けてミナミヌマエビを飼育していれば、台風で家が浸水しているとかでない限り、すべての水槽でミナミヌマエビが絶滅することは無いですから、特定の水槽が全滅したら、気を取り直して、他の水槽からエビを移動させて飼育を再開します。