エビ養殖の問題点?観賞用のエビなら無問題

エビを養殖すると、環境破壊につながるって話が以前から世界各地で広まっていて、エビの養殖=悪ってイメージを持っている人もいるのですが、この場合のエビの養殖というのは、ブラックタイガー等の食用の大型のエビの事で観賞用のエビは無問題です。

ですから、水槽でエビを養殖というか、繁殖させて何かしらの商売でもしたいとか、単にエビを増やして繁殖させたいって場合、水槽で飼育して増やす分には全く問題ありませんので、興味があれば淡水エビの飼育と繁殖をしていけば、多分幸せになれます。

ちなみに、養殖というのは、基本的には食用のエビや魚等を増やして育てる事を指す、繁殖というのが水槽内で鑑賞する為に増やす事を指すのですが、人によっては、この辺りが曖昧になっている人も多く、あまり深く追求してはイケない部分な事も多いです。

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エビ養殖の問題点?観賞用のエビなら無問題。

 

では?、何故、ブラックタイガー等の大型の食用エビの養殖が問題になっているのか?といえば、これらのエビは水槽とかイケスで養殖するのではなく、巨大なマングローブの浅瀬を開拓して、養殖池を作り、その中で大量のエビを養殖して育てていきます。

当然、マングローブが完全に破壊されて、そこで浄化していた植物や生物などもいなくなり、養殖池やその周辺の水質が極端に悪化していき、エビの養殖池の中でエビの自然界では発生しないような病気が蔓延し、抗生物質などを使う、環境の悪化のループ。

本来、干潟とかマングローブの浅瀬などは、水を浄化する植物や生物が多く住んでいて、更には災害を防ぐ役割などもあり、そこに存在したいた訳なんですけど、エビの養殖の為に、それらを全て破壊して溜池にしたらどうなるか?、小学生でも分かります。

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海外で養殖されるエビの多くが日本人向けなのが問題?

 

マングローブや干潟等を破壊して養殖池を作る理由はとても簡単で、そんな土地は他に有効利用ができませんので、国などが保護区などに指定していない場合、格安で大量に買い上げて、低コストで巨大な養殖池を作ることが出来るので、お金の問題ですね。

そして、その後は養殖池から流れる汚水を垂れ流し、抗生物質などを使いまくってそれも垂れ流し、本来、マングローブや干潟が行っていた浄化もなくなり、どんどん周辺の環境が汚染されていき、結果的には環境破壊につながっていくのがいつものパターン。

しかも、海外の巨大なエビ養殖場で養殖されたエビの多くが日本に輸入されて日本人が食べているって事実がありますので、この辺りも少しは問題提起する企業や行政がいてもいいはずなのですが、他の国が汚染されようがエビさえあれば良いって感じです。

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水槽やイケスで繁殖させるエビなら全く問題ない?

 

海外で行われている、ブラックタイガー等の大型の食用エビの養殖については、規模が半端ではなく、養殖池周辺の地形が変わるくらいの規模で養殖が行われていて、後はひたすら環境問題よりも、お金儲けのみを考えて、エビの養殖が行われていきます。

この問題については、巨額のお金が絡むのでどうにもなりませんけど、個人レベルでエビを養殖や繁殖させたい場合、水槽やイケスレベルで行うのなら全く問題ありませんので、興味があれば好きなエビの繁殖、養殖をして、増やしていくのも全然アリです。

なので、観賞用のエビを育てている人が悪って訳ではありませんし、特に環境に悪影響を与えるってこともないですから、レッドビーシュリンプ等を育ててみるのはありですが、海外原産のエビは飼育難易度が高いことが多いので、先ずはミナミヌマエビです。

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