ミナミヌマエビの飼育をするにあたって、室内飼育の場合は照明やフィルターが必ず必要になるのは分かるのですが、素朴な疑問としてエアレーションも必要なのか?といった話が出てくることがあります。
エアレーションとは、ポンプで空気を水槽内に送り込み、水作エイトや底面フィルター、サテライトなどに水を空気の力で巡回させる装置のことです。
どのメーカーのエアーポンプが良いのかといえば、これまで色々と使ってきた感想から言えば、若干お値段は高いのですが、耐久性や静音性、デザイン性を考えると、水作の水心のエアー調整できるモデルがオススメですね。
ただ、交換用のエアー部品と新品で水心を購入する価格が殆ど変わりませんので、ポンプの内部部品が壊れたら、全て新品に交換するくらい方が良いでしょう。
水心は何年間も壊れずに利用することができますから、多少価格が高くても、なんとかこちらの製品を購入しておけば、あとあと安くつきますし、間違いもありません。
ミナミヌマエビの飼育にエアレーションは必要なの?
魚であれば、エアレーションをしていないと酸欠になるのでは?といった疑問出てくるでしょうし、プレコのような水流を好む系の魚であれば、エアレーションは絶対にあったほうが良いですからね。
インペリアルゼブラプレコの場合は、エアレーションというよりも、ディフューザーと呼ばれる、水中モーター付きの水流とエアーを発生させる装置を水槽内に取り付けるのが普通ですから、強制的に大量のエアーが水槽内に発生することになります。
沼地のような殆ど水の流れもないような場所で生息しているミナミヌマエビに関しては、自然の環境であっても水流とかエアーが大量に発生する清流のような場所でミナミヌマエビを見ることは殆どありませんので、水槽だとどうなの?といった疑問です。
ミナミヌマエビの飼育にエアレーションは不要。
答えから行ってしまえば、屋外水槽でミナミヌマエビの飼育をしている場合は、エアレーションはまったく必要ありません。
これまでに、エアレーションを行っている屋外水槽と、エアレーションを行っていない屋外水槽にて、ミナミヌマエビの繁殖飼育をやってきていますが、エアレーションがミナミヌマエビの活性化に役立つかといえば、決してそうではないからです。
逆に言えば、エアレーションを行っていない水槽の方がミナミヌマエビがより大量に繁殖しているような傾向にあるのですが、そのあたりは水槽を設置している場所にもよるかもしれません。
ただし、室内水槽の場合はどうなのか?といえば、水草水槽以外の水槽であれば、エアレーションは底面フィルターを設置されている方が多いでしょうから、意識していなくても、エアレーションは行っている状態になるでしょう。
ミナミヌマエビの飼育に最適なのは底面フィルター?
ミナミヌマエビの飼育を安定して長期間行おうと思った場合は、底面フィルターを採用しておいた方が断然効果が出ますし、大抵はメダカなど、他の魚も同居させているでしょうから、少しでも濾過性能は稼ぎたいのは人の心理でしょうからね。
室内水槽の場合は、水草水槽メインであるとか、少ない個体の飼育であれば、時にエアレーションは必要ないでしょうが、大量の個体を繁殖させている場合であれば、底面フィルターを採用しているでしょうから、特にエアレーションに関しては意識する必要が無いといった感覚でしょうか?
意図的に、エアレーションを追加したい場合は、最初から底面フィルターを設置することをオススメいたしますので、ミナミヌマエビの室内飼育に関しては、一定数を超える個体の飼育をする場合には、エアレーションはあった方が良いと言えます。
実はミナミヌマエビの飼育に最適なろ過フィルターといえば、エーハイムの2213とサブフィルターのセットなんですが、これ、最近は値上がりが凄まじくフルセットで購入すると3万円を超えてしまうことも多いので、今回はおすすめから外しています。