アクアリウムに関心を持ち飼育用の水槽が用意できたら、その後は魚やエビをその中で飼育していく訳ですが、その際に必須ではありませんが、なくてはならないのが水草になるのではないでしょうか？
水草が水槽の中にあると魚やエビによくない物質を吸い取りつつ肥料として成長していく為、水を綺麗にする効果もありますし、なにより隠れ家になったり、見た目が良くなることから、水草は大抵の水槽に入れられています。
水草が全くない水槽というのは、クマノミなどの海水水槽であったり、アロワナなどの大型魚の水槽であったり、プレコなどの極端に強い水流を好む魚を単独飼育している水槽であったり、水草があっても意味がないような水槽くらいです。
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金魚の飼育をしている人であっても、その水槽や金魚鉢にはなんらかの水草を入れているくらいですから、アクアリウムをする人にとって水草はなくてはならない存在になっていると言っても大げさな話ではありません。
水草メインの水槽なら見た目重視の水草なのですが育成が難しい。
水草を選ぶ場合、大抵は本に掲載されている、アクアデザイン天野さんがされているような水草水槽に出てくる水草を選びたくなるのでしょうけど、あのような状態の水草は一部の種類を除き、魚やエビがメインの水槽では向いていません。
また、見た目が良い感じに思える水草というのは、例外なく育成が難しいことが多くて価格も高いことから、初心者の方が手を出すべきではありませんし、購入してもあっという間に枯れてしまいますから、正直言って初心者の方にはお勧めできる理由もありません。
何度か失敗を繰り返して学んでいこうと思っている方でしたら別でしょうけど、水草も安いものではありませんから、水草の購入代金だけで水槽セットが購入できてしまうような損失はできれば避けて頂きたいところです。
よって、最初は見た目よりも実用性の高い水草を購入したほうが良い訳なのですが、その場合は価格も安くて育成も大変容易であることが殆どですから、まさに初心者の方が最初に購入するべき水草になります。
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いきなり見た目が綺麗な水草を欲しい気持ちもわかるのですが、最初はより簡単な水草の育成から始めたほうが無難でコストも大幅に安くなりますし、生体がメインの場合は水草はあくまで補助的な立ち位置として捉えておくのが無難と言えます。
繁殖力が強い初心者向けの水草といえばご存知マツモになります。
一般的に、アクアリウム初心者の方にお勧めしている水草といえば、何処に行っても、カモンバ、アナカリス、マツモの3種類は王道として存在していて、どのような書籍であってもこの水草を初心者の方に強くお勧めしているはずです。
アナカリスなどは金魚藻としても有名であり、金魚が餌として食べることもできる水草ですから、金魚鉢には必ずと言っていいほど入れられていることが多いですし、育成も容易です。
カモンバも同様に大変扱いやすい水草であり、いずれの水草も価格が安いことからどのようなホームセンターであっても取り扱いがされていますし、価格も百円前後で売られていることが多いので気軽に躊躇なく購入することもできます。
アナカリス、カモンバ、マツモの中でもやはり圧倒的にマツモが強いのです。
しかし、この初心者向けの水草の中でも、最も育成が容易であり、簡単に増える水草となれば、断然マツモをお勧めすることになりますので、どれを購入して良いのかわからない場合はマツモを購入しておけば問題ありません。
カモンバやアナカリスが枯れてしまうような状態であっても、マツモは最後まで残ることができるくらい大変強い水草であり、夏場であれば圧倒的なスピードで増殖をする為、逆に駆除をするのが大変なほどなのです。
見た目に関して言えば、マツモは地味でいまいち水槽の草原を表現する水草からは外れてしまうのですが、それでも稚エビの保護シェルターになったり、色々と役に立ちますので、マツモから育成するのが無難と言えます。
初心者向けで大変容易に増やすことができるといいますか、自然界で繁殖していろいろな問題を起こしているホテイアオイに関して言えば、確かに初心者向けの水草なのですが、室内では育成が難しい種類なので屋外専用の水草になりますのでご注意ください。
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