かなり前から、中国ではアメリカザリガニが大人気で、中国国内のIKEAに買い物に行った時も、アメリカザリガニの料理が大々的に宣伝されていました。中国国内のIKEAは展示しているベッドで寝ている人、明らかに客でない層が沢山いるのが大問題です。
その時、アメリカザリガニのメニューを購入して食べたのですが、日本国内ではアメリカザリガニのイメージは臭くて汚染されているってイメージですけど、普通に味付け濃いめのエビ料理って感じで、上海でよく食べていたヌマエビの辛い料理みたいで美味。
そんなIKEAですらメインメニューになっていた中国のザリガニですが、以前、ブームが終了してあまり人気が無くなったみたいな報道があったものの、最近、またブームになっているとか?、ちなみにIKEAの地元でもザリガニ料理は郷土料理で人気ですね。
中国で再びアメリカザリガニが大人気?美味しい?
中国では、色々な料理を食べましたけど、アメリカザリガニの料理も普通に美味しかったです。ただ、本場の中華は香辛料や油が強烈なので、ザリガニの臭みも消して香辛料で味付けしているのかな?、普通に小さな伊勢海老に強めの味付けをした感じでした。
現地では上海蟹、カエル、鳩も食べましたけど、中華料理はどれも美味しいんですよね。ですから、ザリガニ料理も不味いはずがない訳です。興味がある人は一度中国に言って食べてくださいって言いたいけど、現在はビザ無し渡航が停止していた記憶が?
日本ではアメリカザリガニは商業的な価値もなく、自然界で数が増えすぎているので、特定外来生物に次ぐ、条件付き特定外来生物に指定されてしまいましたが、海がない内陸部の中国では、土地も広く桁違いに広い淡水の養殖場を用意できるので最適です。
桁違いに増えて強いザリガニの養殖は中国で最適?
ニホンザリガニはシビアな環境で綺麗で冷たい淡水が必要ですが、アメリカザリガニは生命力と繁殖力が桁違いで、田んぼに放り込んでいれば勝手に増えまくっていきます。それが原因で日本では大問題になっているのですが、中国では事情が違いますからね。
中国の内陸部では巨大な河川はありますけど、海がありません。平地も桁違いに広いため、田んぼ等で養殖を行えばすごい数を簡単に増やすことが出来ますので、これを商業利用すれば、新しい事業になります。グルメな日本だと考えられないですけどね。
周囲を海に囲まれた日本の場合、別にアメリカザリガニを食べないといけなくなる状況にはなりませんし、日本人はアメリカザリガニを食べるくらいなら、伊勢海老や車海老を食べます。しかし、中国の場合、簡単にどんな環境でも増えるザリガニは大人気。
色々あるけどザリガニも美味しくなる中華料理は偉大。
繊細な日本料理の場合、養殖が簡単でもアメリカザリガニは見た目もイメージも良くなく、素材を活かす味付けの日本料理では、アメリカザリガニは全く合いません。結婚式でもよく出てくる定番の伊勢海老料理がお祝いエビの地位を確定していますからね。
日本でザリガニを養殖しても、精々アロワナの餌になるくらいですが、中国の場合、広大な中国の気候に合わせた、世界でも最高峰の中華料理があります。味付けに使う香辛料も大量で、巨大な中華鍋で料理するダイナミックな調理法で、どんな食材も美味に?
ですから、仮に臭みがあるザリガニであっても、どんな食材でも美味しく調理できる中華料理であれば、美味しく料理できます。中国で鯉の姿焼き?も食べたけど、これが鯉って感じで本当に美味しかった。簡単かつ大量に養殖できるザリガニは最適ですね。