中国でザリガニが大人気?日本では何故流行らない?

本日、中国でザリガニが大人気で6兆円市場になっているとか、売り切れになるザリガニ専門店が多発しているとか、ザリガニ専門の料理人の給料が19万円以上(中国での新卒では高い方)とか、やたらザリガニの事を取り上げていますが、以前からです。

中国には15年位前から何度も行っていますが、やたらザリガニが人気というか、イケアに行ったときにも日本では全く人気がないザリガニが大人気でトップメニューとして扱われていて、やたらザリガニが大人気だったのを見てとても驚いた事があります。

ちなみに、イケアはスウェーデンの会社ですけど、スウェーデンでもザリガニはホームパーティー用の素材して伝統的な料理があり、イケアに行けば食品コーナーで冷凍ザリガニパックを普通に購入することが出来るんですが、殆どの人がスルーしています。

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中国でザリガニが大人気?日本では何故流行らない?

 

中国でザリガニが大人気なのは、以前からの話ですが、メディアが煽ったらそれに洗脳されてしまう人も多く、瞬間的なブームになってしまうのはいつものことなんですけど、ザリガニは他のブラックタイガー、車海老等と比較して、簡単に養殖が可能です。

この場合のザリガニは、マッカキン(アメリカザリガニ)かその亜種のことが殆ど何でしょうけど、アメリカザリガニを見ていれば分かりますが、どのような環境にも適応し、何でも食べて、爆発的にふえてあっという間に生息域を増やしていく位です。

ブラックタイガーのようにマングローブを破壊して莫大な予算をかけないと養殖が出来ないとか、養殖をした後はその土地が使えなくなり、回復不能な自然破壊をしてしまうこともなく、消費先があるならザリガニは簡単に増やせる食料として大変有効です。

 

 

日本ではザリガニは食用としては全く流行らない。

 

中国の場合、インパクトが有る香辛料を使い、泥臭いとか特有の匂いがあるザリガニであっても、中国人の味覚に合うような調理が出来ますし、それを好んで食べる人も多く、なにより、食品としての原価がとても安いですから、利益率も高くなります。

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中国で色々な料理を食べましたが、鳩とかコウモリとか、カエルとか、後サソリやタガメなどの料理も普通にありますし、独特の香辛料を使って味付けをしている料理も多かったのですが、日本人ではそれが口に合わなくて食べれないって人も結構いました。

しかし、日本の場合、以前も特定外来生物のウチダザリガニを食用として流通させようって活動もありましたが、全然流行らずに、一部でひっそりと活動している状態ですし、アメリカザリガニに関しては、熱帯魚のエサとしてはよいですが、食用としては?

 

 

豊富な魚介類が流通している日本ではザリガニは駄目?

 

日本は全方向を海で囲まれている特殊な国なので、魚介類が豊富でエビ類も新鮮な物が食べれますから、あえてザリガニを食べる理由がなく、ザリガニがいくら安くても、それを購入して食べるって人自体がいませんし、それは今後も変わらないと思います。

仮にどのような調理をして工夫をしたザリガニ料理を開発しても、そんなものを食べるならクルマエビや伊勢海老を食べたほうが良いし、ザリガニは子供のペットとか、熱帯魚やカメのエサってイメージしか無いので、食用としては先ずは絶対に流行りません。

ザリガニは田んぼのような広い敷地があれば、簡単に増やすことが出来ますし、食べても調理次第では普通に食べれますが、以前、イケアのザリガニ祭りにも参加したことがありますが、全然流行らず、日本でザリガニを流行らすのは無理だと感じました。

ですから、ザリガニの養殖は他のブラックタイガー、クルマエビの養殖と比較すると容易で低コスト、簡単に増やすことが出来ると言っても、食用としては日本では流通できず、結局はグラム単位で売られているアロワナのエサ用として位しかさばけません。



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Updated: 2019年8月12日 — 3:37 PM