淡水フグ・アベニーパファーの飼育器具|リズと青い鳥

劇場版「リズと青い鳥」の劇中で、鎧塚みぞれが何度も理科室のような場所で水槽を眺めるシーンが有るのですが、そこに出てくる3匹の小さい魚が淡水フグのアベニーパファーになりますので、このかわいい淡水フグを飼育したいって人が結構いるようです。

通常、フグといえばトラフグがあまりに有名なので、海水魚ってイメージがあるかもしれませんが、アベニーパファーは小型で2cm前後のとても小さな淡水フグで、動きもコミカルで可愛く、何より価格が500円から800円前後とお手頃なので人気があります。

ホームセンターに行けば大抵売られていて、一定の層に人気があったアベニーパファーですが、「リズと青い鳥」の影響で、この可愛い淡水フグを飼育したいって人がいますので、どうやって飼育すればよいのか?について、飼育器具について書いてみます。

 

 

淡水フグ・アベニーパファーの飼育器具|リズと青い鳥。

 

最所にアベニーパファーを飼育する場合、最低60cmの企画サイズ(横60cm×奥行き30cm×高さ36cm)の水槽が必要になりますので、水槽、水槽台を購入する必要がありますので、この大きさかつ重量70キロ前後の重さに耐えれるスペースが必須です。

水槽は水を入れるととても重くなりますので、不安定な場所の設置は難しいのですが、60cm水槽位でしたら、これを設置して床が抜ける住宅は日本は先ずありませんので、設置できるスペースを確保して、後はLED照明、ろ過フィルターが必要になります。

リズと青い鳥では照明、水槽用ヒーター、ろ過フィルターは水作エイトが使われていますが、水作エイトの場合、水槽クーラーの取り付けが出来ませんから、最所からエーハイム2213を採用したほうがよく、必然的に水槽クーラーが購入出来るかになります。

 

 

何故?アベニーパファーに水槽クーラーが必要になるの?

 

アベニーパファーはインド辺りに生息している熱帯魚なので、リズと青い鳥では水槽用ヒーターだけが設置されていましたが、適温が25度前後になりますので、気温が40度に迫るような日本の夏場では、水槽クーラーが無いと耐えれない場合があります。

熱帯魚だから気温が40度になっても大丈夫でしょう?、とかインドなんて普通に気温が40度を超えるから大丈夫でしょう?って思うかもしれませんが、アベニーパファーが自然界で生息している川の水温は40度になることはないので、それが原因です。

もちろん、気温が40度前後になっても水槽クーラー無しでアベニーパファーが死なない場合もあるかもしれませんが、確実に体力は奪われてしまいますし、絶対的な安心感はなくなりますので、水槽クーラーが4万円前後している現実を知る必要があります。

 

 

飼育器具が用意できるならアベニーパファーの飼育は簡単。

 

リズと青い鳥ではヒーターはありましたが、水槽クーラーもなく、水作エイトだけの簡単仕様だったので、それを真似ても良いのですが、春、秋、冬ならこの仕様でも、3匹のアベニーパファーであれば、普通に飼育することが出来ますが、夏場は厳しいです。

60cm水槽、LED照明、エーハイム2213(1台でいいです)、ヒーター、ゼンスイZC-100α、水槽台、これを用意できる予算があるのであれば、もう、アベニーパファーの飼育は余裕で行なえますが、全部で7万円前後の勇気がいる出費になっていまいます。

夏場に死ぬかもしれないリスクを取るのなら、60cm水槽、水作エイト、エアーポンプ、ヒーター、LED照明、水槽台のみで良くなりますから、予算は1万円前後になり、これくらいなら誰でも用意できますし、リズと青い鳥と全く同じ絵柄になります。

安定長期飼育をするなら、前者の方法がお勧めで、予算重視で映画と同じシチュエーションで満足したいなら後者の方法がお勧めなので、どちらが自分に向いているのか?について検討してみて、リズと青い鳥に出てきた淡水フグの飼育を楽しみましょう。