富山県の水たまりにワニ?アリゲーターガーを発見?

富山県の水たまりでワニみたいなアリゲーターガーが発見された?との報道がされていたので、最初は???、水たまりにアリゲーターガー??、一体何のことかな?と思って確認してみたら、水路とつながっている?そこそ個大きな溜池みたいな感じでした。

水たまりって聞くと、雨が降った後に出来るような本当に小さな水たまりのイメージがあるのでびっくりしたのですけど、ちょっと記事のタイトルが違うんじゃないかな?と思いつつ、なんで?と聞かれたら、誰かが不法放流したからですって回答になります。

アリゲーターガーって2018年に特定外来生物に指定されています。よって、無断で飼育、販売を行うことは出来ませんし、大きさが1メートル前後って事なので、違法に取引されて飼育されていた個体に飽きたか?、管理不能になって放流したのでしょう。

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富山県の水たまりにワニ?アリゲーターガーを発見?

 

10年くらい前であれば、そのへんのペットショップ、熱帯魚屋、ホームセンターですら、アリゲーターガーは10cmくらいの稚魚が普通に販売されていました。世界最大級の魚で価格も数千円と安く、サイズも小さいので興味本位で購入する人が続出です。

しかし、アリゲーターガーとかピラルク等の古代魚は成長速度が早く、クリル等で餌付けをしない限り、基本的には生きた餌しか食べないので、餌金、ザリガニ等の栄養価の高い餌をガンガン与えることになり、あっという間に60cmを超え成長していきます。

もちろん、餌を制限したら成長を抑えることは出来ますが、背中が曲がってきたり、病気になったりして死んでしまいますので、映像でみた今回のアリゲーターガーは体格もよく、2018年以降に、不法に入手して育てていた個体の可能性が高いと言えますね。

※ちなみに、ピラルクは特定外来生物に指定されていないようです。

 

 

1メートルを超えるアリゲーターガーの輸送は?

 

アリゲーターガーは古代魚になりますので、餌金を水槽に入れればいれるほど、片っ端から食べてしまいますので、成長速度が物凄く早いです。それで100cm前後の大きさまで成長してしまい、管理不能、もしくは飽きてしまって今回の違法な放流になった?

そこで、問題になるのが、100cmのアリゲーターガーの輸送方法ですね。このクラスの大きさの魚を飼育している水槽は180cm以上の大型水槽になりますので、比較的60cm以上と水槽の高さも高く、水槽台もオーバーフロー方式で大きな水槽台を使用します。

それなりの高さの水槽から100cmのアリゲーターガーを取り出すだけでも大変で、大暴れして、そこら中が水浸しになりますので、事前に水槽から水を殆ど抜いておき、目を隠して数人がかりで網等を使って取り出し、大型のゴミ袋と衣装ケース等にいれます。

※アロワナ等でも大暴れしますから、注意しないと本当に水浸しになります。麻酔を使うって方法もありますけど、水槽から水を殆ど抜いた状態でタオルなどで目を隠して取り出すって方法のほうが安全になりますね。

 

 

放流された100cmのアリゲーターガーの餌は何?

 

報道では、水たまりにアリゲーターガーがいるって内容でしたけど、水たまりというよりも、ある程度の溜池みたいな感じでした。全体が映ってないので分かりませんけど、用水路にも接続しているみたいな内容でした。しかし、餌は一体何を食べているのか?

工事現場に出来た大きな穴に自然に水が溜まっているみたいな感じですけど、餌がないとアリゲーターガーは生きていけませんからね。何しろ、数年前から目撃していた証言もあるので、流石に生命力が強い古代魚でも1年間も餌なしでは生きていけません。

工事現場ってこんなに長期間放置しているものなのかも謎ですし、水草なども沢山生えていることもあり、長期にわたって水が抜けない状態になっていて、他にも餌になる魚やザリガニ等が沢山いるのか?。この個体は水族館が捕獲して引き取るって話です。

アリゲーターガーも一時、真っ白なプラチナと呼ばれていた個体が高い金額で売買されていましたが、特定外来生物に指定されてからは全く見なくなりました。逮捕されるので当然ですけど、アリゲーターガーよりもジャンボタニシの被害が甚大だと思います。