ニホンザリガニが2023年から売買禁止!個人採取はOK?

以前から、乱獲や環境破壊の影響で絶滅が危惧されていたニホンザリガニなんですが、遂に売買禁止になるようです。2023年1月から「国内希少野生動植物種」に指定されて施行開始みたいですね。売買したら懲役5年以下で罰金500万円以下になるようです。

ニホンザリガニの個人的な採取は問題ないようですし、採取したニホンザリガニを個人的に飼育する分には問題もないようなので、個人で、ニホンザリガニの生息地に行き、根こそぎ採取してネットで販売していた様なフザけた連中を規制する為のようです。

ちなみに、個人で来年からニホンザリガニの売買を行った場合、罰金は1億円以下となりますので、相当な高額な罰金になります。ネットからはニホンザリガニの売買に関わる生体や餌等の販売は一斉に無くなると思いますので、これでニホンザリガニは安泰?

created by Rinker
海洋堂(KAIYODO)
¥2,599 (2024/12/04 01:45:07時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

ニホンザリガニが2023年から売買禁止!個人採取はOK?

 

初めに、ニホンザリガニは飼育難易度が極めて高く、アメリカザリガニのように、適当にバケツやタライの中に放り込んで飼育することが出来ません。アメリカザリガニは雑食ですから何でも食べますし、共食い等も行いますが、ニホンザリガニは違います。

ニホンザリガニは特定の、現地に生えている木の葉っぱしか食べないので、それを餌として定期的に購入しないといけませんし、綺麗で低い水温の場所でしか生息が出来ない為、水槽クーラーや大型の水槽が必須になる為、飼育設備も相当高額になります。

ですから、普通の一般人が値段が高いザリガニだからって購入すると、殆どのケースで死なせてしまいます。しかし、価格が高いザリガニだからという理由で、購入する素人さんが後を立たず、高値で売れるので乱獲する輩が相当増えてしまったのも原因かな?

created by Rinker
¥530 (2024/12/03 19:23:54時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

個人で採取したニホンザリガニの譲渡は良いの?

 

来年からニホンザリガニの販売が禁止されますけど、だったら形式上は譲渡にして、他の葉っぱの販売価格にニホンザリガニの価格を上乗せしたら良いのでは?と考える人もいるかも知れませんが、商業取引には譲渡も含まれるので、その様な販売も不可です。

種の保存の対象にニホンザリガニが指定されてしまうのはとても残念です。私も以前、ニホンザリガニの飼育をしていたことがありますが、見た目は地味でも小さくてきれいな環境でしか生きられないニホンザリガニが水槽にいると、とても嬉しくなりますね。

ニホンザリガニについては、裏道を探して、法律の穴を抜けるような取引を考える人がいるでしょうけど、大抵はそういう場合、規制に引っかかるようになっていますので、ニホンザリガニの絶滅を避けるためにも、個人での採取は控えるべきでしょうね。

 

 

ニホンザリガニは何故?絶滅寸前になったの?

 

以前でしたら、ニホンザリガニは現地に行けばそこら中に生息していました。ニホンザリガニは冷たくてきれいな水、特定の葉っぱがある場所しか生息できないので、基本的には、自然環境では北海道にしか生息していません。その北海道で絶滅寸前になった?

ニホンザリガニの自然下での個体数が激減している理由は、生息域の開発が原因だと言われていて、それで個体数が激減している中、インターネットでの販売が可能になり、高値で取引されるニホンザリガニを乱獲する業者や個人が増えてきたのも原因です。

そもそもですが、ニホンザリガニの飼育難易度はとても高く、初心者がいきなり飼育出来るザリガニではありません。それなのに高く売れるからと乱獲してネットで販売しまくっているような連中が増えすぎた為、絶滅寸前になるくらいに減少したのでしょう。

今回の、ニホンザリガニの売買規制により、少しでもニホンザリガニの自然下の個体数が回復することを願いますし、現地で開発による環境破壊で森林が伐採されてしまい、個体数が減少してしまった件については国や行政が対応しないと駄目でしょうね。

created by Rinker
タカラトミーアーツ(TAKARATOMY A.R.T.S)
¥2,600 (2024/12/04 01:45:09時点 Amazon調べ-詳細)