ここ最近多くなっている検索で「ミナミヌマエビ 飼育方法」といった感じの検索が段階的に増えてきているので、新しくミナミヌマエビを飼育される方が増えてきているのかもしれませんね。
この寒い1月の時期にミナミヌマエビの飼育を始める方は、おそらくそれほど多くは無いと思いますから、アクアリウム業界から見れば大変貴重なお客様になる方かもしれませんので、嫌にならない様な飼育をして頂きたいところです。
冬の時期になるとアクアリウム業界の売り上げは急激に落ちていく訳ですから、その状態で、新規で水槽を購入してミナミヌマエビを育てようと思う方はやはり貴重な人たちなのです。
ミナミヌマエビが大変希少なエビになり一匹100万円とかになることあれば、今とは全く異なる状態になるのでしょうけど、現時点では商業的な価値はあまりないので、どこに行っても安く売られていますから入手は容易です。
ミナミヌマエビの飼育が途中で嫌にならない様に!
ミナミヌマエビの飼育をしていて途中で嫌になるパターンと言えば、理由もわからずに全滅してしまったとか、毎日ミナミヌマエビが落ちていくといった状態ではないでしょうか?
ですから、水槽の中で飼育しているミナミヌマエビが安定して育ってくれれば、嫌になる方も少なくなるはずなのですが、冬場の飼育は結構難しいと言いますか、初心者の方では色々と面倒なことが沢山あります。
その中でも寒い時期に最も注意するのが導入時の水温管理であり、外部から持ち込んだミナミヌマエビを水槽用ヒーターで25度に設定している水槽にいきなり投げ込んでしまったら、まず翌日には生きてはいません。
0度前後から40度前後の水温でも耐えれるミナミヌマエビ。
ミナミヌマエビは0度に近い状態から40度に迫るくらいの水温まで耐えれる耐久性能があるのですが、それは少しずつ温度が変化していった場合のみであり、突然水温が10度前後も異なる環境に移してしまったらまず耐えられないのです。
基本的にエビは高水温には弱いので、38度位から耐えれなくなる個体が出てきますし、あまりに高い水温が連続すると弱ったり耐えられない個体が出てきますから、できれば35度以下で飼育をしたいところです。
ただし、低水温には結構強いですから、水槽の水が凍結する様な状態でも普通に生きていけるのですが、室内水槽の場合はヒーター無しでもその様な状態になることはありませんので、特に問題は無いでしょう。
冬場に外部から持ち込んだミナミヌマエビを水槽に投入する方法。
1月の寒い時期にミナミヌマエビを購入した場合、ホームセンターなどでしたらおそらく店内は暖房が効いていて水温管理もされているでしょうから25度前後の水温になっているはずです。
購入時には袋に多めの水を入れて頂いてなるべく早く帰宅すれば、1時間以上も時間がかかることは無いでしょうから、寒い時期であってもそれほど水温にシビアになる必要はありません。
もし、気になる様でしたら発泡スチロールや釣り用のクーラーボックスを持って行き、その中にお店で購入したミナミヌマエビをレジ袋ごと入れておけば、何もしないよりかは水温の低下がゆるくなります。
あとは帰宅してミナミヌマエビを水槽に移す訳ですが、その際にはスドーのサテライトを大変便利であり、これを使うと面倒な水合わせが全く必要なくなりますから、後は全自動で水合わせを行ってくれます。
スドーのサテライトを使う際には水量を点滴の様に絞って使います。
この場合で気になる点は、サテライトを使って水合わせをする場合、どうしても外部の水槽の水もそのまま使うことになりますので、あまり信用できないような水槽から持ち込む場合には注意が必要です。
まれに、ホームセンターやペットショップの水槽であっても、中のミナミヌマエビが大量にひっくり返っているとか元気そうでは無い場合がありますから、そう言った水槽のエビを買うのはやめておいたほうが無難です。
冬場の寒い時期にサテライトを使ってミナミヌマエビを新規投入する場合、本水槽からサテライトに流れる水の量を点滴の様に絞っておけば、ある程度の水温の差があっても安心して投入することができます。
10度以上の水温差がある場合は、特に慎重に数日間くらいかけて水合わせをする様な気持ちで臨んだほうがより安定した導入をすることが可能です。
初心者の方が冬場の寒い時期にミナミヌマエビを室内の水槽に投入する場合は、スドーのサテライトはほぼ必須になりますから、そちらも合わせて購入しておいたほうが無難と言えます。