ミナミヌマエビの飼育するにあたって、初めて越冬をする人であれば、水槽に設置することが多い水槽用のヒーターをそのまま水槽に投入するか、ヒーターカバーを付けたほうが良いのか悩む人も多いと思いますが、ヒーターカバーも結構お高いですからね。
ヒーターカバーはミナミヌマエビの飼育でも装着しておいたほうが良くて、その理由としてはミナミヌマエビがヒーターに直接触れない方が良い点も在るのですが、何かの拍子にソイルの中に水槽用ヒーターが埋まってしまう事を避けることが出来るからです。
一般的にはヒーターカバーを付けていないと、魚やエビが火傷をするので可能な限りつけておいた方が良いと言った説が有力なんですけど、プレコならいざしらず、ミナミヌマエビやメダカの場合は別にヒーターカバーがあってもなくても特に問題ありません。
寒い冬場のミナミヌマエビの飼育にヒーターカバーは必要なの?
ヒーターカバーは無いよりは当然あったほうが良いのですが、金銭的な理由で購入をためらう状態の場合は、別になくてもミナミヌマエビの場合は全く困りませんので、そのままヒーターカバーなしの状態でヒーターを水槽に放り込んでおけば大丈夫です。
注意点としては流木やソイルなどの下にヒーターが埋まってしまわないように注意することであり、水換えのときなどに思い余ってソイルの中にヒーターが潜ってしまうこともありますし、ソイルの中に潜る魚がいれば勝手に埋まっていることもあります。
ドジョウやプレコなどが水槽の中にいる場合、特に大型の個体はソイルや大磯などをひっくり返したりかき回したりすることが多いですから、ヒーターいつの間にか見当たらなくなったかと思ったら、ソイルや大磯の中に埋まっていて大事になる事もあります。
最近では一体型ヒーターはカバー付きの商品も増えてきています。
以前でしたら、ヒーター、サーモスタット、ヒーターカバーはすべて別売りであり、必要に合わせてそれぞれを購入しないといけなかったのですが、最近では一体型のヒーターも増えてきていて、特に小型水槽向けのヒーターはこの傾向が強く感じられます。
その為、今では最初からヒーターを購入時にヒーターカバーがついているヒーターを購入しておけば、ヒーターカバーを付けたほうが良いのか悩むこともありませんし、後々お金をかけて別途でヒーターカバーを購入する必要性もないので安心感はあります。
欠点としては、ヒーターカバーはそのヒーター専用で設計されていることが多くて、ヒーターカバーだけを使いまわして再利用することが出来ないことくらいで、後は、ヒーターカバーがついていて困ることもないので、気になるようでしたら購入しましょう。
そもそも日本原産のミナミヌマエビにヒーターは必要なの?
基本的な話として、元々日本の自然環境で生息しているミナミヌマエビの飼育にヒーターが必要なのか?と言った疑問が出てくるかとは思いますが、別にミナミヌマエビの場合は、屋外水槽の水温が0度になって水面が凍りついていても死ぬことはありません。
水槽の中の水全てが凍りついてしまったら流石にミナミヌマエビも生きてはいられませんが、通常はある程度の水量を確保していれば、そこまでの氷河のような状態になることはありませんので、別にヒーターがなくても飼育そのものは問題ありません。
水槽の中にヒーターを入れておくと、水温が冬でも25度前後に保たれますから、それにより一年中ミナミヌマエビが産卵活動を繰り返すことや、水温が下がって水槽の底でじっとしていることがなくなりますので、観賞用としてはヒーターは便利です。