日本全体が最も寒くなる12月から2月位の冬の期間においては、東京であっても屋外水槽の水面が凍りつく位寒くなる事がありますし、沖縄を除く日本全域でも同じような状態になることも普通です。
そのように冬になって屋外の気温が極端に低くなり、水槽の水が凍りついたり霜が降りて地面が真っ白になる訳ですから、当然ながら屋外に設置している水槽は過酷な状況下におかれます。
屋外に設置する水槽についてはなるべく水量が多い容器を水槽として使っておけば、寒くなっても暑くなっても極端に水温が変わり生体に重大な悪影響を及ぼす事はありませんから、可能な限り大きな水槽を用意しておきましょう。
また、屋外の場合は室内水槽とは異なりガラス水槽である必要性が全くありませんので、保温性に優れた大きめの発泡スチロールを水槽として利用すると便利ですし安心感があります。
冬場の屋外のミナミヌマエビの隠れ家はどうすれば良いのか?
最近、冬のミナミヌマエビの隠れ家についてどうしたらよいのか?を知りたい人たちの検索が大変多くなっていますので、そちらについてご説明したいと思います。
ミナミヌマエビは元々が日本の自然環境に生息しているエビですから、外来のレッドビーシュリンプとは異なり、冬になったからといって何か特別なことをしないといけない訳ではありません。
当然、屋外の場合であれば、水槽の水が完全に全て凍ってしまうような状況になれば別でしょうけど、極端に水深が浅い水槽で飼育するなどでもない限り、正しい管理をしていればそのような状況になることはありません。
ですから、そちらについては心配はいりませんが、気になるようでしたら冬用の水槽に保温効果の高い発泡スチロールをお近くのスーパーで譲っていただくようにしましょう。
夏場の極端に熱くなるときには、太陽の直射日光が当たるような場所に水槽を設置していると水温が40度を超える状態になり、水槽内のミナミヌマエビは真っ赤に茹で上がって全滅してしまうこともありますが、冬の寒さについては特に問題はないのです。
飼育者が管理している水槽の場合はミナミヌマエビが苦手な暑い夏よりも、12月以降の寒い冬の方がミナミヌマエビにとっては茹で上がる心配がないので快適ですし、天敵もいない訳ですから天国のような場所なのかもしれません。
検索をされている皆さんが知りたいミナミヌマエビの隠れ家については、それを入れたからといって水温が高くなる訳でもありませんから流木でもレンガでも、石でもなんでも良いのでお好きな障害物を水槽内に入れておけば大丈夫です。
12月から2月の屋外水槽の水草はマツモを入れておけば大丈夫。
夏場であれば、水草が水槽内に生い茂って三次元的にミナミヌマエビの足場が水槽内にたくさんできるのですが、冬になると水草が枯れてしまったり、小さくしぼんでしまいますからそれを見て心配されている人も多いのかもしれませんね。
このように、12月になって寒くなっていますので、屋外水槽で飼育しているミナミヌマエビのことを心配している方々が多いので大変うれしくなってくるのですが、そういった方が飼育しているミナミヌマエビから将来特殊個体が誕生してくれると嬉しい限りです。
水草に関しては、マツモを入れておけば勝手に水底に沈んでいきますし、春になるとマツモが勝手に水面付近に浮かんできていつも通りの状態になりますから、水草に関してはマツモを入れておけば大丈夫です。
ホテイアオイについては、冬場は荒木田土を大量に入れておけば、東京であれば私の環境では全く枯れることなく毎年越冬して株を増やしていますから、心配でしたら今のうちに荒木田土を5cmほど水槽に敷き詰めておくと良いでしょう。