世の中で人気がある商品やキャラクターには、必ずと言ってもよいほど偽物が存在していて、どのような分野でも本物と偽物の激しい攻防戦やいたちごっこが続いているものです。
偽物が全く存在しないものというのは、世の中の人があまり関心を持っていないものである事が殆どですから、それが良いのか悪いのかは分かりませんが、偽物が存在している事である程度の人気度が分かるといった副産物もあります。
そのような偽物の話になるのですけど、メダカの稚魚の飼育に最適と言われているグリーンウォーターにも偽物なるものが存在するのをご存知でしょうか?
屋外にて発泡スチロールやバケツなどに水を張り、そのまま放置しておくといつの間にか出来上がっているグリーンウォーターなのですが、まさかの偽物が出来上がってしまう訳ですから、世の中、いろいろと面白い事は絶えないようです。
偽物のグリーンウォーターと本物のグリーンウォーターの見分け方。
グリーンウォーターそのものは、屋外にて水道水を入れた水槽を放置しておくと勝手に出来上がる為、ベアタンクの水槽に水道水を入れておくだけの簡単作業で作る事ができます。
グリーンウォーターは基本ベアタンクの水槽が必要になりますので、澄んだ水になってしまう要因である赤玉土や荒木田土を水槽の下に敷いてはいけません。
本物と偽物についても、全く同じ方法でそれらが自然と出来上がってきますので、偽物のグリーンウォーターが出来上がるのは、その後の水槽を設置した後の工程に原因があるようです。
ちなみに、偽物のグリーンウォーターと本物のグリーンウォーターを見分けるのは結構難しくて目視だけでは判別できない事が多いですから、なるべく水槽の中に余計なものを入れない事、ベアタンクの水槽にしている事が重要になります。
唯一目視のみで見分ける方法としては、偽物のグリーンウォーターの水槽の底面には何か汚れのようなものが沢山溜まっているのが確認できる状態になりますので、それを目視で確認する事ができれば本物と偽物を判別する事が可能です。
本物のグリーンウォーターの水槽には、そのような汚れが溜まることはありません。
もし、水作のプロホースがあればそれを使って簡単に本物、偽物を見分ける事ができますので、一般的な水換えでも便利な水作プロホースは持っておいたほうが良いかと思われます。
犯人はこの中にいる?偽物のグリーンウォーターの正体とは?
目視だけでは判別が難しい本物と偽物のグリーンウォーターを見分ける方法として、水作のプロホースがあれば簡単に判別をつけることが可能になる訳なのですが、プロホースがあれば判別できる時点で、何かしら水槽の底にその原因がある訳ですね。
その偽物のグリーンウォーターの水槽に発生している原因というのは、実はボウフラのことであり、グリーンウォーターかと思っていた水槽の水は単純の汚れてしまっているだけで、水槽の底には大量のボウフラが湧いている事になります。
自然界ではボウフラが水をきれいにするといった話だとは思いますが、狭い水槽の中に異常なほどのボウフラが発生していると、どんどん水を汚していく事になりますので要注意です。
その為、水作のプロホースで水槽の底の水を吸い上がると、それは大量のボウフラが次々と舞い上がってくる事になるのですが、本物のグリーンウォーターにはこのように大量のボウフラが発生する事はありません。
偽物の水がグリーンウォーターのようになってしまっているのは大量のボウフラが原因ですから、速やかに全てのボウフラを除去してから、再度グリーンウォーターを作り直しする事になります。
偽物のグリーンウォーターができてしまう原因とは?
グリーンウォーターが完成したと思って安心していたら、実はそれはボウフラが大量発生していてそれが原因で、水槽の水が濁っていただけだった場合は、また最初からグリーンウォーターを作り直す事になります。
また、大量に蚊が発生する要因を作ってしまっていると、何をしても周辺の人たちに迷惑をかけてしまう事になりますのでお勧めできませんから、グリーンウォーター以前に、早々に改善しないといけない問題ですね。
全く同じ発泡スチロールの水槽で、全く同じ水道水を使って、メダカや水草、ミナミヌマエビを入れてグリーンウォーターを作っていただけなのに、本物と偽物ができてしまう理由とはなんなのでしょうか?
実は本物と偽物との違いというのは日当たりの違いになり、本物のグリーンウォーターは日当たりが良い場所に設置されている水槽で発生していて、偽物のグリーンウォーターというのは日当たりが悪い場所に設置されている水槽でのみ発生します。
太陽の光は偉大であるといいますか、それがない世界では本物のグリーンウォーターが出来上がる事はなく、偽物のグリーンウォーターの中に大量のボウフラが誕生している恐怖の水槽になりますので、必ず日当たりの良い場所でグリーンウォーターを作るようにしておくと便利です。