大分暖かくなってきましたので、屋外に設置している暫く放置していた水槽のメンテナンスを始める人も出てくる頃かと思いますが、この時期になると水槽の中には緑色の藻が沢山発生していて、このまま放置しておくとあっという間に水槽内で増殖します。
そこで、この緑色のモフモフした藻を手で引っ張りながら除去しようとしていると、案外強く赤玉土等に食い込んでいることが多くて、駆除が難しくなっている事が殆どなので、両手で緑の藻を引っ張りながら何とか駆除をしようとする訳なのですが・・・。
その際に、水槽の底に敷き詰めている赤玉土等も一緒に引っ掻き回すことになり、水槽の水が一気に汚れる中、気持ち悪い白色の寄生虫のような1㎝から3㎝位の物体が大量に水の中を泳いでいるのを見て、不気味さから悲鳴を上げる人も少なくありません。
水槽の中でうごめいている白い寄生虫の正体とは?
白色の寄生虫の様な気味の悪い生き物が、一匹なら良いのですけど、大量に水槽の中で一斉にうねうね動いているのを見ると、水槽が汚染されているとか、寄生虫が大量発生していてメダカやミナミヌマエビが危ないと心配してしまう人もいるかと思います。
実際、この光景を見た際には余りの気持ち悪さ故に、水槽をリセットしてしまいそうになるくらいですけど、赤玉土をかき回した際に水槽内に大量に発生している寄生虫のような白い生き物は寄生虫ではなくて、ミズミミズと呼ばれている生き物になります。
この白い寄生虫のような生き物は別に寄生虫ではありませんので、メダカやミナミヌマエビに害を与えることもなくて、メダカにとっては格好の餌になる生き物ですから、特別心配はいりませんし、水槽のリセットもいりませんのでご安心頂きたい所です。
ミズミミズは実は殆どの水槽の中に存在しています。
この、屋外に設置している水槽で発生している緑色の藻を除去している際に、赤玉土をかき回すことになり、その姿を見ることになる大量のミズミミズについては、実は殆どの水槽のソイルの中などに生息しており、勝手にいつの間にか繁殖しています。
元々このような生き物を水槽内に入れた記憶がある人はいないと思いますけど、ミジンコなどのようにメダカやミナミヌマエビの飼育をしている水槽であれば、勝手に発生していきますし、別に何かの害を与えるわけでもないので、特に心配も要りません。
ミズミミズを完全に駆除するのは大変難しいことや、屋外の水槽では必ず発生することから、余り気にせずに放置しておくのが良いのですけど、餌のやり過ぎで水槽内に余った餌が蓄積されていくとミズミミズが爆発的に繁殖をすることになります。
ミズミミズの駆除をするには水作のプロホースで。
別に駆除をする必要もありませんし、駆除をしてもすぐに大量に繁殖をするのがミズミミズですから、それほど気にする必要性もないのですが、見た目上の駆除をする場合は水作のプロホースを使って赤玉土やソイル内の汚れを吸い出せば駆除できます。
屋外の水槽の場合、水作のプロホースで赤玉土やソイルの中から汚れを吸い出した場合、本当に大量のミズミミズが確認できますから、見ていると気持ちが良いものではありませんが、特に害になるものでもないので、そのまま駆除していきましょう。
ただし、駆除をしてもすぐに大量繁殖をしていきますし、駆除をしている最中でもメダカがミズミミズを見つけたら、すごい勢いで食べていきますので、そのままメダカの餌になることを考えると、水槽内を少しかき回すだけでもメダカが駆除をしてくれます。
ミズミミズの事を知っている人なら大した問題ではないのですが、ミズミミズの事を知らない人が見た場合、相当な恐怖感と嫌悪感を感じるこのミズミミズについては、アクアリウムをしていく上では避けて通れない相手なので適当にあしらっておきましょう。