屋外でメダカやミナミヌマエビの飼育をしていると、特に春から秋の暖かい期間にかけて、水槽の中では色々な微生物や小さな水生生物等が自然発生する事になりますので、特にメダカはそういった小さな自然発生する生物を好んで捕食する傾向があります。
そんな自然発生する生物を見たことがない人もいるかもしれませんが、それはメダカがすぐに捕食して食べているからであり、気がつく前に水槽からいなくなってしまう訳ですから、確認したい場合は水槽からメダカを撤去すれば確認することが出来ます。
実際、ミナミヌマエビだけの単独飼育水槽にした場合、見たこともないへんてこりんなミジンコやカブトガニの親戚のような生き物が大発生することもありますので、どこからこのような生き物が発生したのか分かりませんけど、大いに驚くことになります。
メダカはそのような自然発生する微生物等を餌として好んで食べてくれますし、メダカの飼育も屋外であれば餌を与えなくても構わない理由は、太陽の強烈な光で自然発生する微生物が沢山存在しているからですから、やはり太陽の光は偉大といえますね。
屋外水槽に発生するウォーズマンの頭のような生物の正体。
メダカがいれば蚊が沢山集まってきても、ボウフラも全て餌になってしまいますので、成虫になることが出来ない為、科は発生しませんし、ミジンコなどの微生物なども発生した瞬間メダカに襲われて食べらていましますので微生物はいない雰囲気になります。
しかし、水槽を見てみると、キン肉マンに出てきたウォーズマンの頭のような変な黒くて丸っぽい生き物が水槽の中で沢山クルクル回るように動き回っているのを見ることがあり、コレは何だ?と不思議そうに確認することになることが結構あります。
この、ウォーズマンの頭のような変な黒っぽい小さな生き物の正体は、カイミジンコというミジンコの仲間であり、通常のミジンコとは違って黒い頑丈な殻のようなボディをしている為、メダカが捕食することが殆どなくて、水槽の中で大発生をしていきます。
恐らく、メダカが襲わない唯一の水槽内で自然発生する微生物の仲間になるのではないかと思うのですが、カイミジンコだけはメダカが水槽内に沢山泳いでいようとも、お構い無しで大発生をしていきますので、駆除をする場合は管理者がしないといけません。
屋外水槽で大発生をするカイミジンコを駆除する方法。
この、屋外水槽で大発生をするカイミジンコについては、そのまま放置しておいても駆除をするのが大変難しいですから、飼育者が直接駆除をしないといけなくなるのですが、その場合にこの厄介な侵入者を駆除するにはどうすればよいのでしょうか?
メダカが捕食しないカイミジンコの場合、他の生き物が捕食をするのが難しくて、放置をしておくとどんどん増えていきますし、水槽の中をグルグル集団で泳ぎ回ってうっとうしいことこの上ありませんから、できれば速やかに駆除をしたいところになります。
カイミジンコを駆除をする簡単な方法は、水作のプロホースを使ってカイミジンコをまとめて吸い上げることであり、この方法で何度も水換えをしていると、カイミジンコは水槽から自然といなくなり、その後は水槽内に発生することもなくなります。
絶対にカイミジンコが発生しなくなるというわけではありませんが、カイミジンコをプロホースを使って徹底的に駆除をした水槽環境からは、それからカイミジンコが発生することが殆ど無くなりますから、理由は分かりませんがこれで一安心といえます。
カイミジンコが大量に自然発生する仕組みは正直よく分からないのですが、ミジンコや微生物の類の生き物はどのような環境であっても自然発生する能力があると思えば、それを実現するエネルギーになっている太陽の光は本当に偉大なものだと思います。