何点かご質問を頂いている内容として、飼育している水槽内に発生しているヒドラを水槽をリセットすることなく効率良く除去する方法について教えて欲しいと言った内容があります。
ヒドラというのは、なんだか怪獣か恐竜のような名称ですからいかにも強そうな感じで巨大なイメージがあるのですけど、水槽内に発生する招かざる訪問者といいますか、早い話が害虫のような生き物なのです。
確かに強いイメージをお持ちいただいても差し支えないくらいの凶悪度のようです。
それで、こちらのヒドラを水槽をリセットすることなく除去する方法についてなのですが、これまで一度も水槽内にヒドラが発生したことがないので、除去以前に経験がないものですから、正直言って適切な除去の方法は知りません・・・。
一度も経験していないことを説明することは難しいのです。
これまで、色々と書いてきていますけど、実際に飼育をしてきていることや、自分でやってきていることを書いているのですけど、ヒドラに関しては一度も現物が水槽内に侵入した経験がない為、説明が出来ないのが正直な意見です。
プラナリアとかアニサキスなら現物を見たことがありますし、実験対象の生き物ですから、色々と実験をしたことがあるのですけど、ヒドラは見たことも無いのです。
※アニサキスは水槽の中に発生する生き物ではなくて、カツオとかイカに寄生している寄生虫のことですが、その性質からよく実験対象としてプラナリア同様に利用されています。
流石に、自分でやってもいないことや見てもいないことを、あたかもやっているように、あたかも見てきたように書くことはできませんから、ヒドラに関して言えば、リセットすることなく適切に除去する方法は説明できませんになるでしょうか?
ヒドラの侵入経路に関しては、確実に外部の水草とか流木などの見えないところに寄生していて、それがそのまま水槽内に侵入してきて繁殖をするような流れでしょうから、侵入するのを予防するのが一番の駆除の方法なのかもしれませんね。
ヒドラを発生させない為には古典的なトリートメント水槽が有効?
ヒドラに限らず、水槽内に望んでいない侵入者が入ってくるのを防ぐ方法としては、古典的な方法として、トリートメント用の水槽を用意しておき、新しく追加するすべての生き物や水草をそこで暫く飼育するといった方法があります。
白点病とか尾腐れ病とか、いろいろな病気がありますけど、それらの病気に感染している魚であるとか、寄生虫やヒドラのような害虫?が水草や流木などに付着していないかを確かめる為にもこの方法は有効です。
ただし、デメリットとしては水槽を設置するスペースが追加で必要になる為、その分面倒といいますか、コストはかかるのですけど、ヒドラが発生してからではもうその水槽はリセットするしか無いことが多いようなので、保険と思えば安いものですね。
短期的なトリートメント用の水槽は30cmキューブでも構いません。
トリートメント用の水槽としては、それほど巨大なものは必要ありませんので、30cmキューブ水槽があれば大抵は間に合いますから、スペースに余裕があるのであれば、保険も兼ねて設置しておいたほうが良いかもしれません。
ヒドラに関しては、その適切な対処方法を説明できずに申し訳ないのですけど、基本的にはヒドラが侵入することは普通にしていればまずありません。
これまで、長期間にわたってアクアリウムをやってきている経験から言えば、よほどいい加減な管理をしているところから持ってきた魚や水草でなければ普通は大丈夫なような気がします。
信頼できる相手からのみ魚やエビの個体、水草などを購入したり譲っていただくのを徹底するのもいいかもしれませんね。